声優専門学校は意味ない？卒業生の就職先をチェック

声優になるための第一歩として、声優専門学校を目指すのは一般的です。

しかしインターネット上では「声優専門学校は意味がないから行かない方がいい」なんて話も見かけます。

実際のところどうなのでしょうか。

そんな疑問にお答えできるように、声優専門学校は意味ないのか、意味ないと言われる理由はなんなのか、卒業生の就職先も紹介します。

声優専門学校は意味ない？

声優の専門学校は、未経験からでもスキルや知識を身につけられるカリキュラムになっています。

基礎から学び、実力を養うために通うのが声優専門学校です。

カリキュラムを通し、講師の先生からアドバイスを受けてスキルを磨きます。

また、オーディションを受ける機会も多くあるため、声優デビューするチャンスも！

独学で学ぶこともできるでしょう。

しかし自分だけでは限界があります。

声優専門学校が意味ないと言われる理由

声優専門学校が意味ないと言われる理由はいくつかありますが、主な3つを紹介します。

全員が声優デビューできるわけではない

声優専門学校を卒業したからといって、必ず声優デビューできるわけではありません。

声優の志望者数は毎年3万人以上で、実際にプロの声優になれるのは数百人ほどです。

確率は1％〜3％とかなりの狭き門。

狭き門をくぐるために、声優志望者は日々スキルを磨くのですね。

声優専門学校は、声優デビューするために必要な技術や知識を教え、オーディションの機会を提供します。

自分の力だけで声優デビューを目指すんだ！という人には、声優専門学校は必要ないかもしれませんが、そうでない人は行く意味はあるでしょう。

学費が高い

声優専門学校は学費が高いとよく言われます。

ですが、機材や設備を整えるのにお金がかかることは想像できますよね。

また、プロ声優を講師に呼べば人件費が発生し、オーディションを開催すれば、開催費用にもお金が取られます。

しかし、だからこそ本気でデビューへの切符を掴み取りに行こうと思えるのかもしれません。

授業のカリキュラムが多い

声優専門学校では、カリキュラムに発声の基礎や演技、声優業界の知識まで幅広く組み込まれています。

声優はアフレコだけにとどまらず、歌やテレビ出演、舞台やダンスなどさまざまな場面で活躍を見せていますよね。

今やマルチに活躍する声優が求められているのかもしれません。

一人でも多くの声優デビュー者を排出するために、専門学校のカリキュラムは毎年見直しされます。

声優専門学校卒業生の就職先

声優専門学校を卒業した生徒の就職先はどんなところがあるのでしょうか。

声優の道を進めた人、進めなかった人、もちろんいます。

代表的な就職先を紹介しますね。

声優事務所

プロの声優デビューの道を掴んだ人の多くは、声優事務所に所属します。

声優事務所に入るためには、オーディションに合格する必要があります。

しかし例外もあり、鬼滅の刃の竈門炭治郎役を演じた、花江夏樹さん。

花江さんは憧れの声優が所属する声優事務所にサンプルボイスとメールを送って、それを聞いた事務所の社長が気に入り、面接後所属に至りました。

もちろん皆が皆、例外にはなりません。

まずはオーディション合格を目指しましょう。

劇団員

声優を目指していくうちに、舞台役者に憧れて劇団員になる人もいます。

声優も役者ですので、場所は違えど夢は叶ったと言えるのではないでしょうか。

また、役者としての演技力や表現力を磨くために舞台にあがる人もいます。

そこから声優の仕事に繋がってくる場合もあります。

筆者が追いかけていた声優も、舞台役者から声優の道へスカウトされたと話していました。

舞台役者に興味があれば、一度挑戦してみるのもいいのかもしれませんね。

一般企業

声優ではなく、声優マネージャーや制作会社スタッフなどの仕事に就く人もいます。

声優にはなれなかったとしても、声優業界で仕事がしたいという思いから業界スタッフとして就職するケースです。

また、声優業界とは関係のない一般企業に就職する人ももちろんいます。

声優専門学校で学んだコミュニケーション術で、営業職として活躍する人もいるようです。

声優になれなかった場合の就職先も、ある程度は考えておかなければいけないですね。

フリーター

働きながら声優を目指し続けるために、あえてフリーターになる人もいます。

フリーターなら時間の融通がきくことが多いため、オーディションの予定も立てやすいでしょう。

しかし、就職先が決まらずフリーターになる人もいますので、声優になれなかった場合はどうするのか。

しっかり考えておいてくださいね。

卒業生の進学先として声優養成所はあり？

声優専門学校を卒業して声優養成所に入所する卒業生もいます。

声優専門学校で学んだにも関わらず、さらに声優養成所で学び直すのかと思う人もいるでしょう。

しかし、声優養成所の運営は声優事務所が行っていることがほとんどです。

つまり、運営の声優事務所に所属できる可能性があるということですね。

声優専門学校は未経験者でも簡単に入学できますが、声優養成所は実力主義。

進級審査に合格できなければ退所しなければならない場合もあります。

声優専門学校で基礎をしっかり学び、声優養成所に繋げることで、スムーズに進んでいくことができるでしょう。

参考記事
https://feynman.co.jp/seiyu-school-navi/voice-actor-training-school-koukai/

チャンスが多い専門学校を上手に活用しよう

声優専門学校は意味ないと言われていますが、専門学校に通うことで多くのチャンスは手にできます。

プロの声優を講師に迎えての授業では、現場の話をたくさん聞くことができる可能性もあるでしょう。

また、オーディションを受けられる機会は、声優養成所よりも多いです。

声優はオーディションで仕事を獲得することが多い職業ですので、学生のうちにたくさんオーディションを受けて場数を踏んでおくのはいい経験になるでしょう。

その中で一つ、声優事務所のオーディションに合格できれば、声優への道が開けるでしょう。

まとめ

声優専門学校が意味ないと言われる主な理由は

しかし、基礎から学び、実力を養うために通うのが声優専門学校です。

オーディションも多数受けられるため、たくさんのチャンスはあるでしょう。

専門学校卒業時に声優事務所との契約を勝ち取れるのはほんのひと握り。

叶わなかった場合のことも考えるのであれば、専門学校に通う意味はあります。