専門学校への進学を検討していると、認可校と無認可校があるということを知った人がたくさんいるはずです。
アニメやエンタメに強い代々木アニメーション学院(以下、代アニ)も歴史のある学校ですが、無認可校の1つです。
無認可校というと、なんとなく「良くないのでは?」と考えてしまいませんか?
しかし、実際に何がデメリットになるのかは、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
詳しく知ると、無認可であることがメリットになるポイントもあります。
そこで、この記事では代アニがなぜ無認可なのか、解説します。
代アニへの入学を考えている人にとってお役に立てたら幸いです。
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代アニが無認可なのはなぜ?
認可校の学校は「専門学校」と呼ばれます。
専門学校とは、公的機関が定めた基準を満たした学校のことをさしています。
専門学校の基準は下記の通りです。
- 施設を自己所有していること
- 年間800時間以上、夜間は450時間以上の単位を取得するカリキュラムがあること
- 就業年数は1年以上であること
専門学校と名乗る学校は、この基準を満たした認可校であるということです。
代アニが無認可であるデメリット3つ
代アニは「代々木アニメーション学院」という名の通り、無認可校になります。
無認可である場合、デメリットがあるのかどうか、気になる人は多いはずです。
そこで、無認可校のデメリットをまとめました。
- 低金利の奨学金が利用できない
- 通学定期券が利用できない
- 国の機関と連携した就職支援が受けられない
上記の3つがデメリットです。
このデメリットについてそれぞれご説明します。
低金利の奨学金が利用できない
多くの学生が利用する奨学金は、無担保もしくは低金利で知られる、「日本学生支援機構(JASSO)」です。
この日本学生支援機構は、公的な認可を得た専門学校のみ受けられます。
そのため無認可校は除外されてしまい、この低金利の奨学金が利用できません。
しかし、代アニは独自の学費サポートをいくつか用意しており、その中の1つに「新聞奨学生制度」があります。
新聞奨学生制度は、在学中に新聞配達の仕事をする代わりに新聞社が学費全額、または一部の学費を負担する制度です。
奨学制度が一切ないということはありませんので、日本学生支援機構が使えないからといって落胆する必要はありません。
通学定期券が購入できない
認可校の学生は、通学定期券を購入できますが、無認可校の場合、通学定期券を購入できません。
そのため代アニへの通学が電車通学の場合、一般定期券の購入が必要です。
代アニは、遠方からの通学者もたくさんいるので、「学生寮」や学院近くにある物件を紹介する「住宅サポート」の支援が整えられています。
学生寮に入れば食事の用意があり、必要な家具はあらかじめ用意されているので、負担は軽くなります。
住居サポートを受けることで、通学や生活の負担を軽くすることが代アニの目的です。
定期券の他には、学割を利用できないというデメリットがあります。
例えば映画館の学割が使えないので、入場料は一般の金額とかわらなくなります。
細かな点ですが、学生にとってはデメリットに感じやすいポイントの1つです。
国の機関と連携した就職支援が受けられない
認可校の場合、厚生労働省から「無料就職紹介所」という、営利は関係なく手数料や報酬対価を受けずに就職紹介する権利を許可されています。
しかし、無認可である代アニにはこの権利がありません。
例えば、ハローワークのような国の機関と連携して就職支援を行う、ということは不可能です。
これについて、代アニに関しては心配は無用かもしれません。
代アニは在学デビューを目指すことを目的の1つとしており、学生のうちから企業と繋がる機会やオーディションの開催を行い、プロダクションとの契約をする学生もたくさんいます。
代アニは業界とのパイプが強いことで有名であり、早くから現場さながらの実践を経験していることから、卒業後の就職にも強い学校です。
国の機関と連携した就職支援がなくても、代アニにはチャンスがたくさんあるといえます。
代アニが無認可であることのメリット3つ
無認可校であるデメリットについてまとめましたが、あえて無認可であるメリットもあります。
そこで、代アニが無認可であるメリットを3つにまとめたので、ご紹介します。
メリットは下記の通りです。
- カリキュラムの柔軟性
- 設備の自由度が高い
- 教育ローンが受けられる
メリットについてもそれぞれご紹介します。
カリキュラムの柔軟性
代アニは無認可であるため、独自の自由度が高いカリキュラムを行えます。
認可校の場合、全日制は800時間以上、夜間の場合は450時間以上の単位が必要です。
代アニはこの単位数を気にする必要がないので、柔軟性のある授業を実施できるのです。
代アニのカリキュラムは全日制の場合、午前と昼間の2部制に分かれて授業を受けます。
実習が多かったり、プロを招いた特別授業が組まれたり、豊富なカリキュラムを行えることも無認可の自由度が高いことが理由の1つです。
設備の自由度が高い
認可校の場合は、校舎などの施設を自己所有していることが必要です。
しかし、代アニの場合施設が賃貸であっても問題ありません。
生徒の通いやすさを考慮して駅近くのテナントを借りたり、学生が材料をそろえやすい商業施設のたくさんある場所に校舎を構えることもできます。
例えば、代アニ金沢校は「BELSEL」という大型商業施設の中に校舎を構え、「通いたい!」と考える学生がたくさんいます。
土地を持たない分コストの軽減にも繋がっているので、他の部分に費用を費やすことができて、学生の学べる質が上がるというメリットもありますよ。
教育ローンが受けられる
代アニは無認可なので、奨学制度の日本学生支援機構は利用できませんが、教育ローンの「日本政策金融公庫」を利用できます。
日本政策金融公庫は、無認可校だと融資されない学校が多い中、代アニでは利用可能です。
代アニが行う新聞奨学生制度と同じように、学生の金銭的な負担を軽減する役割を担っています。
これに関しては無認可校だから、というよりは代アニ独自のメリットといえます。
代アニは高卒扱いって本当?
「代アニに通っても高卒扱いになる」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
認可校の場合、2年間授業を受けて卒業すれば短大卒の資格を得ることができます。
しかし、代アニは無認可なので、短大卒の資格を得ることができません。
高校卒業資格を得た後に、代アニは普通に進学しても高卒扱いになるということは、このためです。
しかし、メリットでもお伝えした通り代アニは在学中のデビューを目指せたり、業界とのパイプの太さから卒業後の就職についても強い学校です。
代アニの卒業生にはたくさんの有名なプロが存在し、昔も今も代アニの学生が各業界で活躍しています。
代アニで高卒扱いになるということが、将来の負担になるとは考えにくいはずです。
大学部の新設で大卒資格が得られる
それでもやはり高卒は不安という人もいることでしょう。
そこで、2025年4月から代アニには「大学部」という、大学資格を取得できるコースが新設されます。
大学部では、代アニの専門カリキュラムを学びながら、それ以外の時間で大学資格を取得を目指すコースです。
新潟産業大学が設置する通信教育課程「ネットの大学 managara」と提携。
完全オンラインで大学の授業を学び、大学資格の取得を目指します。
全日制はもちろんですが、夜間や通信課程でもこの大学部を受けられます。
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- 2022年の卒業生が参加した作品数は150以上と多岐にわたる
- 歴史ある学校ならではの高品質な講義と最新設備でスキルを伸ばせる
代々木アニメーション学院(代アニ)は、声優やアニメ、ゲーム業界の専門家を育成するためのカリキュラムを提供。
「声優・エンターテイナー学部」の学部長にポケットモンスターのサトシ役、松本梨香さんが就任しており、現場で活躍するプロの知識と経験が生徒たちに直接指導します。
全日課程に夜間課程、そして夜間や土日にレッスンできる週1コースもあります。
夜間課程となる「Wスクール・社会人夜間学部」は、代アニ全日課程と同等のカリキュラムを夜間と土日でみっちり学べます。
またVTuberコースも新設。
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まとめ
- 代アニは無認可のため、日本学生支援機構や国と提携する就職支援を行えないが、それを補てんする独自の制度がある
- 通学定期券を購入できない代わりに、寮や住宅サポートで通学と生活費用の負担を減らしている
- 代アニは無認可だからこそ、カリキュラムや施設の自由度が高く、柔軟性の高いメリットがある
- 代アニでは教育ローンの日本政策金融公庫が利用できる
- 無認可校であるため、高校卒業後に代アニへ通っても短大卒の資格は得られませんが、就職に強い代アニでは有名卒業生がたくさんいる
- 2025年4月より、大学部が新設され、代アニの授業を受けながら大学資格の取得を目指せる
無認可校であることで、デメリットが存在することは事実ですが、それを解消するための対策が練られていることもわかりました。
代アニが無認可であるために得られるメリットもあるので、「無認可だから入学をやめよう」と考えるのではなく、自分に合うかどうかを基準に判断することが大切です。
メリットとデメリット両方知った上で、代アニの入学を検討してみてください。
学生のサポート体制はたくさん用意されているので、悩んでいる人は、代アニの資料請求やオープンキャンパスの参加をおすすめします。
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