データベースを設計する上で、ER図(Entity Relationship Diagram:エンティティ関連図)は重要な役割を果たします。
ER図は、データベース内のデータの構造を視覚的に表し、エンティティ(実体)間の関係性を定義するためのモデリング技法です。
ITパスポート試験では、ER図の概念に関する問題がしばしば出題されます。
この記事ではER図について徹底解説。
概念の説明から、過去問解説までご紹介します。
ER図が苦手な方はぜひチェック!
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ER図の概要
ER図とは、データベースに格納されるデータの構造と、それらの間の関係性を図示化する手法。
ER図は、エンティティ(データの集まり)、関係、属性(エンティティの性質)で構成されており、各要素は決まった記号で表記。
例として
- エンティティ:長方形
- 関係:ひし形
- 属性:楕円形
で表されます。
ER図を用いてデータベースの設計を行うことで、データの冗長性を避け、データの整合性を高めることができます。
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ITパスポートでのER図の出題傾向
ITパスポート試験では、ER図に関連する以下のような問題が出題されることがあります。
- ER図の構成要素(エンティティ、関係、属性)の理解を問う問題
- 指定された条件からER図を作成する問題
- 与えられたER図から関係の種類(1対1、1対多など)を読み取る問題
- 正規化に関連した問題(第1正規形、第2正規形など)
- 主キーや外部キーの特定などキーに関する問題
特に正規化やキーの概念は、重要なポイントとなります。
過去問を解いて、問題の傾向を把握することが大切です。
対策とアドバイス
ER図を確実に理解するには、以下のようなアプローチが有効でしょう。
- ER図の構成要素と記号をしっかり覚える
- 具体例を使ってER図を書いてみる練習をする
- 正規化の手順と、各正規形の条件を理解する
- キーの種類と役割を押さえる
- 練習問題を繰り返し解いて、知識の定着を図る
ER図そのものは単純ですが、正規化やキーの概念など、関連する理論的な部分をしっかり押さえる必要があります。
一問一問丁寧に取り組むことが大切です。
ITパスポートで出題される例題
ここからは、ITパスポート試験を実施している組織であるIPAが公開した、ER図に関するITパスポートの試験問題を紹介し、解説をします。
ITパスポート 平成24年春期 問53
E-R図の説明と、その応用例として適切なものはどれか。
ア. 作業順序や作業時間を表した図であり、例えば、システム開発の日程管理をするのに用いられる。
イ. 実体同士の関連を表した図であり、例えば、関係データベースの表同士の関連を表すのに用いられる。
ウ. 順次、選択、繰返し構造を組み合わせて表した図であり、例えば、プログラムの流れを記述するのに用いられる。
エ. 状態の遷移や条件を記載した図であり、例えば通信プロトコルの仕様を記述するのに用いられる。
正解はイ。
ER図(Entity-Relationship Diagram)とは、データベース設計において、データ間の構造的関係を視覚的にモデル化するための図です。
イの「実体同士の関連を表した図であり、例えば、関係データベースの表同士の関連を表すのに用いられる」が、ER図の説明と応用例として適切です。
ER図ではエンティティ(実体)、関係、属性を用いてデータの構造を表現します。
関係データベースでは、テーブル同士が関連を持っており、ER図はそれらの関連性をモデル化する際に使われます。
一方、その他の選択肢は次のような理由から不適切。
- ア. 作業の手順や時間を表すのはガントチャートやネットワーク図。
- ウ. プログラムの流れを記述するのは構造化チャートやフローチャート。
- エ. 状態遷移を記述するのは状態遷移図。
ER図はデータベースの設計に欠かせないモデリング手法。
ITパスポートのデータベース分野で出題される重要な概念です。
ITパスポート試験 令和3年度 問1
E−R図を使用してデータモデリングを行う理由として、適切なものはどれか。
1 .業務上でのデータのやり取りを把握し、ワークフローを明らかにする。
2 .現行業務でのデータの流れを把握し、業務遂行上の問題点を明らかにする。
3 .顧客や製品といった業務の管理対象間の関係を図示し、その業務上の意味を明らかにする。
4 .データ項目を詳細に検討し、データベースの実装方法を明らかにする。
ER図(エンティティ関連図)は、データモデリングの手法の一つで、業務に関する主要なデータ(エンティティ)と、それらの関係を視覚的に表現することを目的としています。
出題された選択肢のうち、ER図を使用してデータモデリングを行う主な理由は、3番の「顧客や製品といった業務の管理対象間の関係を図示し、その業務上の意味を明らかにする」こと。
ER図では、円や長方形などを使ってエンティティ(実体)を表し、線でそれらの関連を示します。
このように、業務に関わる主要なデータ同士の関係性を明確に把握できます。
その結果、業務の理解を深め、効率的なデータベース設計につなげることが可能。
一方、選択肢1と2はデータフローや業務プロセスの把握を目的としているため、ER図の用途とは異なります。
また、選択肢4はデータベース実装の詳細を示すもの。
ER図の目的とはずれています。
ER図はデータモデリングの基礎となる重要な手法で、適切なデータベース設計には欠かせないものとなっています。
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まとめ
- ER図はデータベースの設計に不可欠で、エンティティ間の関係性を視覚的に表現するモデリング手法
- ITパスポート試験では、ER図に関する問題がしばしば出題され、その理解が求められる
- ER図はエンティティ、関係、属性から構成され、これらは特定の記号で表され、データの整合性保持に貢献
- 正規化やキーの概念もER図で重要視され、これらの理論的な部分の把握がデータベース設計の成功につながる
- 効果的なER図の学習方法には、構成要素の習得、具体例を用いた練習、そして過去問の解析をすること
データベース設計の土台となるER図は、ITパスポート試験でも重要な位置を占めています。
ER図の構成要素に加え、正規化やキーなどの理論的な部分の理解が問われます。
過去問題を活用しながら、着実に学習を重ねていきましょう。
ER図を確実に把握することで、データベースの基本を身につけることができます。
ITパスポート合格に向けて、ER図の学習を怠らないようにしましょう。
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