ITパスポートの試験、受けるからには一発合格したいですよね。
ネット上では、「簡単だった！」という声もある一方で、「落ちた・・・」という声も見られます。
どのようにしたら、合格組に入れるのでしょうか？
試験に不合格になりたくないあなたへ、試験に合格するための対策をまとめました。
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ITパスポートに落ちる人の特徴5つ
ITパスポートの試験に落ちる人には共通点があります。
少なくとも以下の5つの特徴のうち1つに当てはまる方です。
- 簡単だと侮っている
- 解答時間が足りない
- 非効率な勉強方法
- 勉強時間が足りない
- 自分の苦手分野の分析ができていない
簡単だと侮っている
ネットやSNS上ではITパスポートは簡単だという声も見られます。
確かにITパスポートは情報処理系の資格の中では、入門のレベルに位置づけされています。
しかし、入門だから簡単というわけではありません。
すべての情報処理系資格の基礎として、内容が多岐にわたります。
2023年4月～7月の合格率は52.2％であり、2人に1人が落ちていることになります。
再受験者も含まれているため、一発合格者は50％を下回ることが予想されます。
世間の「簡単」という噂を鵜呑みにせず、しっかり対策をしましょう。
解答時間が足りない
ITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式で行われます。
紙に記入する従来の形式ではなく、パソコンを用いて解答していく形です。
そのため、パソコン操作に慣れていない場合やCBT方式の試験を受けたことがない方は、戸惑ってしまい、時間が予想以上にかかることも。
制限時間は120分で、問題数は100問であるので、1問約1分で迅速に解答する必要があります。
日ごろから、時間を意識して試験対策をしていきましょう。
非効率な勉強方法
参考書などのテキストの教材を使用し、一生懸命に勉強しても、当日パソコン操作に戸惑ってしまい、合格できなかった方もいます。
テキスト教材でじっくり勉強するのに加えて、オンラインで勉強できる教材も併用するといいでしょう。
また、ずっと単語ばかり暗記していて、実際に問題を解く回数が少ないと、合格の可能性が低くなります。
問題を解きながら、分からない単語は調べ、その都度覚えていくとよいでしょう。
通信講座の利用もおすすめ。
勉強時間が足りない
ITパスポートに合格するために必要な勉強時間は、初心者で約180時間、ITの基礎知識がある方でも、100〜150時間の勉強時間が必要といわれます。
ITパスポートの試験は毎週末に実施されている地域もあり、受験できる機会は多いです。
受験申し込みは、申し込み日から3か月後までの試験開催日を選択できます。
まだ勉強を始めていないのに、早く資格を取りたいという思いで、試験日を近い日にちで取ってしまうと、勉強時間が足りなくなってしまいます。
1日あたり何時間勉強に時間が割けるかを踏まえて、無理のない日の試験を受けましょう。
自分の苦手分野の分析ができていない
ITパスポートの出題分野は下記の3つに分かれます。
- ストラテジ系 (経営全般)
- マネジメント系 (IT管理)
- テクノロジ系 (IT技術)
どのような試験においても、効率の良い勉強のために、自分の不得意を把握しておくことは大切です。
特に、ITパスポートはすべての分野をまんべんなく習得する必要があります。
総合評価点は合格点数以上でも、一分野だけ極端に点数が低く不合格となってしまう人も。
苦手な分野に勉強時間を多く割き、すべての分野で点数を取れるようにしましょう。
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ITパスポートの合格基準
ITパスポート試験を受ける前に、しっかりと試験内容や合格基準を把握することが重要です。
試験概要は下記の表をご覧ください。
| 試験時間 | 120分 |
| 出題数 | 小問:100問
(総合評価対象は92問、残り8問は今後出題する問題を評価するために使用) |
| 出題形式 | 四肢択一式 |
| 出題分野 | ストラテジ系：（企業と法務・経営戦略・システム戦略）：32問
マネジメント系：（開発技術・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント）：18問 テクノロジ系：（基礎理論・コンピューターシステム・技術要素）：42問 |
| 合格基準 | 総合評価点：600点以上/1,000点
分野評価点： ストラテジ系：300点以上/1,000点 マネジメント系：300点以上/1,000点 テクノロジ系：300点以上/1,000点 |
| 試験方式 | CBT（Computer Based Testing）方式
コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答 |
| 採点方式 | IRT（Item Response Theory：項目応答理論）に基づいて評価点を算出 |
試験時間に注意
試験時間120分内に100問を解かなければなりません。
1問72秒を費やせる計算になりますが、計算問題などに時間を多めに用意し、その他の問題は1分ペースで解くことが望ましいです。
問題を早く理解し、4つの選択肢から、素早く正しい答えを見つけ出す必要があります。
合格基準に要注意！
特に注意が必要なのは、合格基準に関してです。
まず、IRTに基づいて算出されるため、単純に1問何点と配点が決まっているわけではありません。
また、総合評価点が600点以上、かつ各分野の基準点が300点以上で合格となります。
つまり、分かりやすい例をあげると、総合評価点が600点以上、かつストラテジ系とマネジメント系が満点でも、テクノロジ系が0点だと不合格となります。
すべての分野で基準値を上回るように、バランスよく勉強していくことが大切です。
ITパスポートに落ちない対策
失敗する原因とITパスポートの試験の注意点が分かりました。
では、落ちないために具体的にどのような対策があるのでしょうか。
特に重要な3点を解説します。
- 勉強時間を確保する
- 自分の苦手分野を知る
- 過去問を活用する
勉強時間を確保する
基本中の基本ですが、勉強時間をしっかりと確保することが大切です。
前述したように初心者で約180時間、ITの基礎知識がある方でも、100〜150時間の勉強時間が必要と言われています。
試験日が3ヵ月後ならば、初心者の場合1日2時間程度の勉強時間が必要です。
まとまった勉強時間が取れなかったとしても、通勤通学の電車の中などの隙間時間を活用しコツコツと学習すれば合格も見えてきます。
くれぐれも一夜漬けの勉強にならないように、計画的に勉強しましょう！
自分の苦手分野を知る
ITパスポート試験では、自分の苦手分野を知って、それを強化して勉強することが重要です。
なぜなら、ITパスポート試験は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野すべてにおいて基準点300点以上を獲得することが合格条件だからです。
得意な分野で点数を稼いで合格するという手法は使えません。
3分野ともにバランスよく点数をとれるように、どの分野にどれだけ時間をかけて対策するか考えて試験に備えましょう。
過去問を活用する
参考書や単語集等で基本の知識を学習したら、過去問を解くのがおすすめ。
試験問題は過去問と類似していることが多いです。
なるべく丁寧な解説がついた過去問を選ぶと、より理解が深まります。
試験問題は、時代に合わせて更新されるので、比較的新しい過去問は絶対に解くようにしましょう。
過去問を解き、分からなかった点は参考書や単語集で確認し、確実にインプットできるように効率よく勉強できるとよいですね。
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まとめ
- ITパスポートに落ちる主な理由は5つ
- 全てしっかり準備をすれば克服できる
- 試験時間120分内に100問解かなければならない
- 総合評価点が600点以上、かつ各分野の基準点が300点以上で合格
- 合格のために、勉強時間を確保、苦手分野の対策をし、過去問を活用することが大切
ITパスポートに落ちる理由、合格基準、合格のために何ができるか分かりましたね。
ITパスポート試験は正しく備えていれば、合格できます。
計画的に勉強をし、一発合格を狙いましょう！
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