臨床発達心理士と臨床心理士の違いとは？難易度・仕事・認定団体まとめ

人の心の問題に寄り添い、支援する資格として「臨床発達心理士」と「臨床心理士」があります。

どちらも悩みを解決に導くサポートをしますが、異なる点のある資格です。

この記事では、臨床発達心理士と臨床心理士の違いについてご紹介します。

難易度・活躍場所など具体的な違いを紹介しながら解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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臨床発達心理士とは？

発達心理学に基づいて、人の発達・成長・加齢に寄り添います。

乳幼児から高齢者と幅広い世代に関わる特徴があり、様々な困難を抱える人の現在と将来の生活を豊かにするという目的に沿って支援を行います。

臨床心理士とは？

臨床心理学の知識や技術を用いて、心の問題で悩んでいる人に寄り添います。

心理関係の資格の中で最も活躍している人が多い資格で、カウンセリング技法や心理療法を用いて心の回復を支援していきます。

臨床発達心理士と同様に、乳幼児から高齢者までと支援対象が幅広い特徴があります。

臨床発達心理士と臨床心理士の違い

臨床発達心理士と臨床心理士は、どちらも心理関係の資格ですが、異なる点もある資格です。

これらの3点から、2つの資格の違いを解説していきます。

対応分野

臨床発達心理士と臨床心理士の違いとして、最も大きな違いが対応分野の違いです。

臨床発達心理士は、発達心理学に特化した資格です。

発達障害、ADHD、自閉症、ひきこもり、不登校など、主に発達に関する分野で支援していきます。

対する臨床心理士は、臨床発達心理士の対応分野も含む、幅広い分野を臨床心理学で対応する資格です。

うつ病、パニック障害、強迫神経症などの医療系の心の問題も扱えるので、対応する分野は臨臨床心理士の方が広くなります。

しかし、発達の分野に関しては、臨床発達心理士の方が専門性が高くなっています。

資格取得の難易度

資格取得の難易度は、どちらも受験資格があり取得が難しい資格です。

受験資格に違いはありますが、基本的に4年制の大学・大学院を卒業が必要で、その後試験に挑み資格取得となります。

臨床発達心理士は、発達心理学関係の大学を卒業していれば3年以上の臨床経験で受験資格を得られる条件があります。

しかし、臨床心理士は、指定大学院の修了が必須条件です。

その分、臨床心理士の方が少し難易度が高いと言えるでしょう。

活用場所

臨床発達心理士は、発達支援センター、療育支援センターをはじめ、教育機関や発達障害児の専門病院などの医療施設で活躍しています。

子どもから大人まで幅広い世代の支援ができますが、子どもと関わる現場で多く活用されています。

臨床心理士は、臨床発達心理士の分野もカバーしつつ、病院の精神科、スクールカウンセラーなどが活用場所です。

どちらも求人の多い資格ですが、対応分野が広い分、臨床心理士の方が多い現状があります。

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ここまで臨床発達心理士と臨床心理士の違いについて解説しましたが、これから取得を目指す場合、どちらも大学・大学院への通学が必要となります。

社会人や主婦の方には、取得のハードルが高い資格ですよね。

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まとめ

この記事では、臨床発達心理士と臨床心理士の違いについてご紹介しました。

発達の分野の専門家である、臨床発達心理士。
臨床心理学で心の問題に幅広く対応できる、臨床心理士。

どちらも心の問題に寄り添い支援しますが、対応分野に大きな違いがあります。

似ている点も多いので、ぜひこの記事を参考に資格選びをしてみてくださいね。