カラーに関する仕事は多岐にわたり、人によって目指している仕事は異なります。
中でも「カラーコーディネーター」と「パーソナルカラリスト」という仕事について、勉強したいと考える人も多いのではないでしょうか。
これから色彩について勉強したいという人にとっては、2つの仕事の違いがよくわからないという人もいるはずです。
そこで、この記事ではカラーコーディネーターとパーソナルカラリストの違いについてまとめました。
やりたい仕事を見つける手助けになれば幸いです。
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カラーコーディネーターの仕事とは?
カラーコーディネーターとは、一言で表すとコンセプトに合う色彩を提案する仕事です。
カラーコーディネーターが提案するものは、幅広い商品が対象となります。一例は、下記に挙げたとおりです。
- 建物の内装や外装
- 電化製品
- 店舗レイアウト
- 服飾アイテム
商品のコンセプトを理解し、ターゲットに合わせたデザインを分析。商品に合う色彩を提案するのが、カラーコーディネーターの仕事です。
また、ファッションやメイクなどで、アドバイザーとして働く人もいます。
カラーコーディネーターが活躍する職種は、下記のとおり。
- アパレル業界
- 美容部員
- インテリア業界
- 製品メーカー
- ブライダル関係
このように、カラーコーディネーターの知識は、あらゆる仕事に役立つことがわかります。色彩知識があれば、職種の幅が広がることは間違いありません。
カラーコーディネーター資格の試験概要
カラーコーディネーターの仕事をするには、カラーコーディネーターの資格を持っていると説得力を持ち、仕事のクオリティを上げることが可能です。
色彩の基礎知識を身に付け、配色や色の持つイメージを学習するための資格。基礎と実務に活かせる知識を得られます。
「東京商工会議所」が運営する、カラーコーディネーターの資格概要は、下記のとおりです。
レベル | 試験方法 | 試験時間 | 合格ライン | 試験料 |
スタンダード | マークシート | 90分(開始時間は所定の時間から選択) | 100点中70点以上 | 5,500円(会場で受ける場合、利用料2,200円追加) |
アドバンス | マークシート | 90分(開始時間は所定の時間から選択) | 100点中70点以上 | 7,700円(会場で受ける場合、利用料2,200円追加) |
カラーコーディネーターの資格は、2つのレベルに分けられています。スタンダードは色彩基礎に力を入れたレベルで、アパレル販売員や美容部員の仕事であれば、十分な知識を得られます。
建築や商品デザインに活かすのであれば、アドバンスで実務重視の知識を得るのがおすすめ。どちらもマークシート式の解答方法で、自宅で受検することも可能です。
負担は少なく、資格取得を目指せます。学習方法は、スクールや通信講座を利用、もしくは公式テキストを使い独学で学ぶことも可能です。
パーソナルカラリストの仕事とは?
パーソナルカラリストは、その人本来が持つ色「パーソナルカラー」を引きだし、個々に合った色彩を提案する仕事です。
その人の体形や髪の色、肌のトーンなどを踏まえて、合ったカラーを提案し、イメージアップを目指します。個人に合うカラーの提案をするので、接客の仕事に特化した職種に役立てやすいです。
パーソナルカラリストの仕事が活かせる職種は次のとおりです。
- アパレル販売員
- ネイリスト
- 美容部員
- メイクアップアーティスト
- ブライダル業界
お客様と会話する仕事が、パーソナルカラリストの知識を存分に活かせます。適切なカラーを提案できれば、お客様からの信頼度もアップします。
パーソナルカラリスト資格の試験概要
パーソナルカラリストの仕事をするにあたって、おすすめの資格。それが「一般社団法人日本カラリスト協会」が運営する、パーソナルカラリスト検定です。
「人と色」の関係に注目し、色彩と配色について学習します。パーソナルカラリストでは、CUS®に基づいた配色調和と技術が身に付きます。
1級・2級・3級のレベルに分けられた資格で、3級を受けなくても2級の受検が可能です。一番難しい1級は、2級取得者のみ受けられる条件が付いています。
パーソナルカラリスト検定の概要は、下記のとおりです。
級 | 試験方法 | 試験時間 | 合格ライン | 試験料 |
3級 | マークシート | 60分 | 60問中70%程度 | 7,700円 |
2級 | マークシート | 60分 | 60問中70%程度 | 11,000円 |
1級 | 1次:マークシート 2次:配色実技+記述 |
1次:60分 2次:60分 |
1次:60問中80%程度 2次:60問中80%程度 |
17,600円 (1次もしくは2次免除者:11,000円) |
通常は、在宅もしくは会場で、web受検します。しかし、3級のみ、在宅でペーパー試験を受検することも可能。
その場合、自宅でテキストを見ながら解答できます。webで受けるよりも正答率は高い必要があり、90%以上でなければ合格できません。
160分の試験時間で、費用は8,800円と、通常の3級よりは少し高くなります。時間や金額を考慮するなら、ペーパーよりもweb受検がおすすめです。
勉強方法は、スクールや講座を利用して学習するか、パーソナルカラリストの公式テキストを購入して独学でも学べます。
カラーコーディネーターとパーソナルカラリストの違い
カラーコーディネーターとパーソナルカラリストを比較すると、色彩知識を利用する対象の違いが分かります。
カラーコーディネーターは主に、商品や媒体に対して配色を考える仕事です。
対するパーソナルカラリストは、人に対して色彩を活用する仕事。
2つそれぞれの資格は、同じ業種で役立つこともありますが、有効な職種は異なります。
カラーコーディネーターに向いている人
カラーコーディネーターは個人にアドバイスするというよりは、企業の中で色彩提案をします。
カラーコーディネーターに向いている人は、下記のとおりです。
- 商品開発がしたい人
- 建築などで配色イメージを提案したい人
- 店舗レイアウトしたい人
何か物を生み出す仕事がしたい人に向いた資格といえます。
販売員として個人にアドバイスする仕事にも活かせますが、あらゆる物に対しての色彩がもたらす効果を勉強できるので、職種は広がります。
パーソナルカラリストに向いている人
パーソナルカラリストは、主にお客様など個人に対してカラー知識を活用。
パーソナルカラリストが向いている人は、下記にまとめたとおりです。
- お客様のイメージに合う色を提案したい人
- 個人に対して色を使ったコーディネートをしたい人
- 人にとって身近にあるものの色彩を考えたい人
人やイメージに合う色を探すことが好きな人に向いている仕事です。
例えば、食事が美味しそうに見える食器選び、ほっそり見える服装選びなどカラーでイメージを作れるものを提案したい人におすすめです。
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数あるカラー検定の中で、他におすすめの資格は、ラーキャリー運営のパーソナルカラープランナー資格講座です。
本記事でご紹介しているカラーコーディネーターやパーソナルカラリストと似た知識を会得できます。講座受講と試験を同じラーキャリーの中で完結できます。
パーソナルカラープランナー資格講座を受ければ、試験まで一括で完了できるので、資格取得に慣れていなくても安心です。
テキストは初心者にも易しく、忙しい日常の中のスキマ時間で学習できる点が評判です。
パーソナルカラリストを目指す人には、検討をおすすめしたい資格講座の一つです。
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まとめ
- カラーコーディネーターは、コンセプトに合う色を提案する仕事
- パーソナルカラリストは、人の魅力を引き出す色彩を提案する仕事
- 2つの仕事の違いは、対象がものであるか、個人であるか
- 類似資格では、ラーキャリーのパーソナルカラープランナー資格がおすすめ
一見すると知識に違いがなさそうな2つの資格ですが、活かせる仕事は異なることがわかります。
もしカラーに関わる仕事をしたいのであれば、自分に必要な知識が何なのか理解し、資格選びの参考にしてください。
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