発酵食品資格はどれがいい？おすすめ資格7選｜メリット・取得方法を解説

醤油や味噌、納豆、ヨーグルト、キムチ…

私たちの食生活に欠かせない発酵食品。

美味しいだけでなく、健康や美容にも大きな効果があり、積極的に取り入れている人も多いですよね。

発酵食品の知識を身に付け、より効果的に取り入れることができるのが発酵食品資格へのチャレンジです。

どのような発酵食品資格があるのか、見ていきましょう。

発酵食品資格を取得するメリットは？

発酵食品資格を取得することで、どんなメリットがあるのでしょうか？

健康にも美容にも効果がある発酵食品のスペシャリストに

発酵食品で特に効果が注目されているのが腸内環境の改善。

腸内の善玉菌を増やすことで、便通を整えたり、免疫力を高めたりすることで、健康や美容につながってきます。

発酵食品にも種類があり、麹菌や酵母、乳酸菌、酢酸菌など、それぞれ効果も変わります。

腸内環境の改善のほか、高血圧予防やストレス軽減なども期待できる発酵食品の効果をきちんと理解することで、より効果的に発酵食品を取り入れることができます。

さらに日本は、醤油や味噌、納豆、漬物、日本酒などの発酵食品が豊富な国。

仕事にも活かせる【履歴書に書ける】

発酵食品資格は全て民間資格。

履歴書に書くことができる資格です。

食品関係の仕事や、健康や美容に関する仕事でも知識を活かせるので、就職・転職の際にアピールすることができます。

発酵食品資格　おすすめ7選

今回ご紹介する発酵食品資格は7つ。

資格名	おすすめポイント	独学での取得
発酵食品ソムリエ	・発酵学の第一人者から発酵食品を学べる ・初心者でも楽しく学べる	×
発酵食品マイスター	・発酵食品に関する知識を習得できる ・発酵食健康アドバイザーと合わせてW取得できる方法あり	〇
発酵食健康アドバイザー	・発酵食品を普段の食生活に取り入れる方法をアドバイスできるようになる ・発酵食品マイスターと合わせてW取得できる方法あり	〇
醸しにすと（発酵食スペシャリスト）	・がくぶんの通信講座で発酵食品についてしっかり学んで取得できる	×
発酵ライフアドバイザー	・会場での講座では実食やランチもあり、仲間もできる	×
発酵マイスター	・日本の伝統食である発酵食品を作りながら学べるカリキュラム	×
発酵検定	・発酵食品初心者にもおすすめ！オンラインでチャレンジする検定	〇

発酵食品ソムリエ【発酵食品の第一人者から発酵食品を学ぶ】

NPO法人発酵文化推進機構が認定する発酵食品ソムリエ。

発酵学の第一人者である小泉武夫先生が代表を務める団体が認定する資格です。

発酵食品の正しい知識や、発酵食品を効果的に食生活に取り入れるための実践的なスキルも学べます。

発酵食品ソムリエ資格を取得する方法は2つ。

• 発酵文化推進機構が実施する「発酵の学校」を受講する
• ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」を受講する

「発酵の学校」は6日間12講座、東京会場のほか、サテライト会場での受講も可能。

発酵食品有識者から、発酵食品の知識を学ぶことができる講座です。

ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」は、ユーキャンオリジナルの分かりやすいテキストで、自分のペースで学べます。

発酵食品ソムリエ
取得方法	・発酵文化推進機構主催「発酵の学校」受講 ・ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」受講
試験方法	・「発酵の学校」受講の場合、修了時に認定 ・ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」受講の場合、受講後に在宅で試験を受ける（マークシート）
独学での取得	不可
受講料	・「発酵の学校」：35,200～46,200円 ・ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」：39,000円

発酵食品マイスター【発酵食品に関する幅広い知識の証明に】

日本安全食料料理協会（JSFCA）が認定する発酵食品マイスター。

発酵食品の発酵過程や、それぞれの菌や麹の働きなど、発酵食品に関する幅広い基礎知識を証明できる資格です。

発酵食品マイスターは、独学での取得ができる資格。

専用のテキストや過去問は市販されていませんが、発酵食品に関する知識に自信があれば挑戦できます。

発酵食品マイスター
取得方法	在宅受験（2ヶ月ごとに実施）
試験方法	選択・記述
独学での取得	可
受験料	10,000円

発酵食健康アドバイザー【発酵食品を普段の生活に取り入れるスペシャリストに】

日本インストラクター技術協会（JIA）認定の発酵食健康アドバイザー。

発酵食品に関する知識はもちろん、発酵食品を使った料理や、普段の食生活に取り入れる知識も持つことが必要となる資格です。

発酵食健康アドバイザーも独学での挑戦ができる資格。

こちらもテキスト等は市販されていませんが、発酵食品マイスターと合わせて通信講座で学ぶことができますので、のちほど紹介しますね。

発酵食健康アドバイザー
取得方法	在宅受験（2ヶ月ごとに実施）
試験方法	選択・記述
独学での取得	可
受験料	10,000円

醸しにすと（発酵食スペシャリスト）【食生活を豊かにする発酵食品を学ぶ】

一般社団法人ホールフード協会認定の醸（かも）しにすと資格。

名前がユニークな資格ですね。

ホールフード協会は、タカコ・ナカムラ先生が代表理事を務める団体で、「食と暮らしと環境をまるごと考える」という理念があります。

そんなタカコ・ナカムラ先生監修の醸しにすと資格は、がくぶんの通信講座「発酵食スペシャリスト養成講座」を受講することで取得することができます。

国内外の発酵食品の知識や、発酵食品の正しい使い方、目的別・体調別の発酵食レシピなどを学ぶことができますよ。

醸しにすと（発酵食スペシャリスト）
取得方法	がくぶん「発酵食スペシャリスト養成講座」受講で取得
試験方法	講座の修了で取得
独学での取得	不可
受講料	39,900円

発酵ライフアドバイザー【発酵食の楽しさを伝えるスペシャリストに】

発酵ライフ推進協会認定の発酵ライフアドバイザー。

発酵食品の知識を身に付け、美味しさや効果などをさらに広めることができる資格です。

発酵ライフアドバイザー資格を習得するには、協会が実施する講座を受講し、認定テストを受けます。

発酵食文化研究家の第一人者の是友麻希先生が考案した講座は、会場での講座とオンライン講座が選択できます。

全国10ヶ所で受講できる会場での講座では、座学のほかに実食やオリジナル発酵ランチも。

オンライン講座では、座学と認定テストを好きな時間に受けることができます。

発酵ライフアドバイザー
取得方法	発酵ライフ推進協会が実施する講座を受講 （全国10カ所での講座かオンライン講座） ※座学は2時間×8回
試験方法	受講後に筆記テストを受験
独学での取得	不可
受講料	149,600円

発酵マイスター【日本の伝統食である発酵食品を作りながら学ぶ】

一般社団法人日本発酵文化協会認定の発酵マイスター。

日本の文化である発酵食の知識を身に付けて、広めていくことを目的とした資格です。

取得には、協会が実施する、麹・甘酒・味噌・醤油の4つのベーシック講座を受講したあとに、発酵マイスター養成講座を4日間受講します。

ベーシック講座も養成講座も、会場受講は東京ですが、オンラインでも受講することができます。

発酵マイスターを取得後は、さらに上級資格である発酵プロフェッショナル資格もあります。

発酵マイスター
取得方法	4つのベーシック講座を受講したあとに、発酵マイスター養成講座を受講、課題を提出し、認定試験を受験 （養成講座は4日間、約1ヶ月後に認定試験）
試験方法	筆記試験
独学での取得	不可
受講料	ベーシック講座：各6,600円 発酵マイスター養成講座：176,000円

発酵検定【発酵食品の基礎知識ならコレ！】

一般社団法人日本発酵文化協会が主催する発酵検定。

2018年から実施されている新しい検定です。

発酵の仕組みや身体への効果、発酵食品の取り入れ方など、基礎知識を学べるので、特に初めて発酵食品について学ぶ人にはおすすめの検定。

年に1回（例年11月）、オンラインで試験は実施されます。

発酵検定公式テキストがありますので、そちらを購入して挑戦しましょう。

発酵検定
取得方法	年1回（11月頃）に実施されるオンライン試験を受験
試験方法	多肢選択式（全100問）
独学での取得	〇
受験料	6,600円

発酵食品資格どれを選べばいい？

7つの発酵食品資格をご紹介してきましたが、「どれを選べばいいか分からない！」という方に、5つのポイントから資格の選び方をまとめてみました。

初心者が取得するなら？

「なにげなく発酵食品を食べているけど、ちゃんと学ぶのは初めて！」

「資格を取るなら勉強しなきゃだけど、勉強なんて久しぶりで不安」

という人におすすめの発酵食品資格はこちら。

発酵検定は、11月に試験が実施されるので、それまでに公式テキストをしっかり学べば合格が十分狙える検定。

テキストも、分かりやすくまとまっていますし、演習問題や過去問などで知識の習得度も確認できます。

発酵食品ソムリエはユーキャンの通信講座で学ぶことができるので、分かりやすいテキストや、添削などの学習サポートで初学者でも安心。

コスパで選ぶ

「できるだけ安く資格を取得したい！」

という人にはこちら。

発酵検定は受験料と公式テキスト代でチャレンジできるので、今回ご紹介した中では圧倒的なコスパの良さ。

発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーは独学での受験が可能なので、知識に自信のある人であればコスパも良いですし、2ヶ月ごとに実施される試験は在宅で受けられるので取得しやすい印象です。

しかし、公式テキストや過去問がないので、試験対策ができないのが難点。

結局何度も受験することになったら、コスパが良いとは言えないのかもしれません…。

できるだけ早く！取得までの期間で選ぶ

「できるだけ早く資格を取りたい」

就職・転職などで資格ができるだけ早くほしい時もあるのではないでしょうか。

そんな時におすすめの発酵食品資格はこちら。

発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座を受講することで最短2ヶ月で確実に資格を取得する方法があります。

このあとご紹介しますね。

独学で取得したい

「発酵食品の知識には自信があるから、独学でチャレンジしたい」

という人にはこちら。

コスパが良いものと同じセレクトです。

独学での挑戦もいいですし、発酵ライフアドバイザーや発酵マイスターの講座を受講して、より発酵食品の魅力を広める知識を身に付けてみるのもよさそうです。

通信講座でしっかり学んで取得する【おすすめ！】

おすすめしたいのは、通信講座で発酵食品について学ぶこと。

通信講座のメリットは、

• 自分のペースで勉強を進められるので、仕事や家事に忙しい人でも挑戦できる
• 学習サポートがしっかりしているので、初心者や勉強に不安がある人でも安心
• 高い確率で資格取得ができるので、最終的にはコスパよし

ということです。

今回紹介した資格で、通信講座で取得できる資格はこちら。

発酵食品ソムリエはユーキャン、発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーは諒設計アーキテクトラーニング、醸しにすとはがくぶんの通信講座でそれぞれ学ぶことができます。

それぞれの特徴も魅力も異なりますので、受講のしやすさ、予算などでぜひ検討してみてくださいね。

通信講座で発酵食品資格を確実に取得しよう

発酵食品資格を取得するなら通信講座がおすすめということをお伝えしました。

特におすすめなのがユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」と諒設計アーキテクトラーニング「発酵食品マイスターW資格取得講座」。

どのような講座かご紹介します。

ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」【分かりやすさが好評！安心のユーキャン】

発酵食品ソムリエが取得できるのはユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」。

発酵食品についての知識を、写真やイラストが多くて分かりやすいオリジナルテキストで学べます。

さらにレシピ集やDVDなどの副教材も充実。

学びながら生活に発酵食品を取り入れていくことができますね。

ユーキャン「発酵食品ソムリエ講座」
取得できる資格	発酵食品ソムリエ
教材	メインテキスト：2冊 副教材：早わかり！発酵食品図鑑100、健康発酵レシピ85、発酵食品手づくりDVD、添削課題集、ガイドブック　など
標準学習期間	3ヶ月（6ヶ月まで受講可）
添削	3回(2回＋在宅試験1回)
質問サポート	1日3問まで
受講料	・一括払い：39,000円 ・分割払い：3,300円×12回=39,600円 (税込み・送料込み)

諒設計「発酵食品マイスターW資格取得講座」【2つの資格を試験免除で取得できる！】

発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーは諒設計アーキテクトラーニング「発酵食品マイスターW資格取得講座」。

専用のテキストがない発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーを、しっかり学んで資格取得ができる講座です。

諒設計の通信講座の特徴はなんと言っても2つの資格を試験免除で取得できちゃうこと。

諒設計の通信講座には基本講座とスペシャル講座から選択できるようになっていて、スペシャル講座を受講することで、卒業課題をパスすれば2つの資格が取得できるのです。

前項で「最短で資格取得ができる」とお伝えしたのはこのスペシャル講座を受講した場合のこと。

通信講座の学習をどんどん進めていけば、最短2ヶ月で資格取得が可能なのです。

資格試験に申し込みをしたり、受験後に結果を待ったりするだけでも2ヶ月はかかるので、とても効率よく資格取得ができるのですね。

基本講座は受講後に自身で資格試験に申し込みを行います。

資格取得は急がないので、初期費用を抑えたいという人向けです。

諒設計アーキテクトラーニング「発酵食品マイスターW資格取得講座」
取得できる資格	・発酵食品マイスター ・発酵食健康アドバイザー
教材	完全攻略テキスト2冊・練習問題・模擬試験・添削課題　など
受講期間	6ヶ月（最短2ヶ月）
添削	5回 （スペシャル講座の場合、卒業課題1回が追加）
質問サポート	あり（何回でもOK）
受講料	・基本講座：59,800円 ・スペシャル講座：79,800円

まとめ