メンタルヘルス・マネジメント検定はいきなりⅡ種からでもOK？

社員のメンタルヘルスケアを重要な活動施策として考える企業が増えています。

それに伴い、「メンタルヘルス・マネジメント検定」の受講者数も近年増加の傾向。

メンタルヘルスケアに関する知識を学び、ビジネスの現場で活かしたいという方が資格取得を目指しています。

しかし、初めて学ぶ方の中には「Ⅲ種から取得した方がいいのか」、「いきなりⅡ種にチャレンジしても大丈夫か」と気になっている方も少なくないでしょう。

今回は、メンタルヘルス・マネジメント検定の概要、いきなりⅡ種から受けられるのか、おすすめの学習方法について解説。

メンタルヘルス・マネジメント検定資格の取得を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

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メンタルヘルス・マネジメント検定とは
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種の違い
メンタルヘルス・マネジメント検定はいきなりⅡ種から受けられる？
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まとめ

メンタルヘルス・マネジメント検定とは

「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、大阪商工会議所が主催している資格。直近1年では約4万人が受験し、多くの企業からも支持される人気の資格です。

職場のメンタルヘルス対策やストレス管理、心の健康維持について学べる検定です。

まずは、「メンタルヘルス・マネジメント検定」の概要を見ていきましょう。

資格	大阪商工会議所主催メンタルヘルス・マネジメント検定
試験実施団体	大阪商工会議所
受験資格	特になし（どなたでも受験可能）
対象	・Ⅰ種：人事労務管理スタッフ、経営幹部・Ⅱ種：管理監督者（管理職）・Ⅲ種：一般社員
試験形式	・Ⅰ種：選択問題（Ⅱ時間、100点）、論述問題（1時間、50点）・Ⅱ種・Ⅲ種：選択問題（2時間、100点）
試験時期	年2回（3月、11月）＊Ⅱ種・Ⅲ種同日開催
合格ライン	・Ⅰ種：選択・論述問題の合計105点以上、かつ論述問題25点以上・Ⅱ種・Ⅲ種：70点以上
合格率	Ⅰ種：20％前後、Ⅱ種：60％前後、Ⅲ種：70％前後
受験料（税込）	Ⅰ種：11,550円、Ⅱ種：7,480円、Ⅲ種：5,280円

メンタルヘルス・マネジメント検定試験の受験資格は特になく、どなたでも受験可能。

資格取得を通じて、部下のストレスケアや職場環境の改善、日常生活で役立つメンタルヘルスの知識が得られます。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種の違い

次に、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種の違いをより詳しく見ていきます。

	Ⅱ種	Ⅲ種
対象	管理監督者（管理職）	一般社員
到達目標	部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。	自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。
出題内容	①メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割 ②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識 ③職場環境等の評価および改善の方法 ④個々の労働者への配慮 ⑤労働者からの相談への対応(話の聴き方、情報提供および助言の方法等) ⑥社内外資源との連携 ⑦心の健康問題をもつ復職者への支援の方法	①メンタルヘルスケアの意義 ②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識 ③セルフケアの重要性 ④ストレスへの気づき方 ⑤ストレスへの対処、軽減の方法 ⑥社内外資源の活用
試験形式	選択問題（2時間、100点）	選択問題（2時間、100点）
合格基準	70点以上	70点以上
合格率	60％前後	70％前後
受験者数（年間）	約3万人	約1万人
受験料（税込）	Ⅱ種：7,480円	Ⅲ種：5,280円

引用元：大阪商工会議所メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式ホームページ

上記の対比表を見ると、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種の違いはそれほど大きくないことが分かります。

主な違いは、試験の対象者の違いによる到達目標と試験問題の難易度です。

Ⅲ種は「自身のセルフケア」がメインテーマであるのに対し、Ⅱ種はそれに加えて「部下のメンタルヘルスケア」が求められるため、より管理者向けの問題が出題されます。

その影響で、Ⅱ種の合格率は約60％とⅢ種と比べてやや低めですが、極端に難しい試験ではありません。

メンタルヘルス・マネジメント検定はいきなりⅡ種から受けられる？

結論、以下理由により、メンタルヘルス・マネジメント検定はいきなりⅡ種から受けても問題ありません。

Ⅲ種資格を持っていなくても受験可能
Ⅱ種の試験範囲にⅢ種の内容が含まれる
問題の難易度は上がるが、合格率は約60％のため極端に難しい試験ではない

Ⅱ種試験に向けて学習する内容は、Ⅲ種試験の内容をカバーしています。

Ⅱ種になると、職場のメンタルヘルス対策や部下のケアなど管理者向けの問題が増えるため難易度も上がりますが、しっかりと勉強して試験対策を行えば十分合格を目指せます。

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メンタルヘルス・マネジメント検定は、公式テキストや問題集を購入し、独学で合格を目指すこともできます。

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講座	メンタルヘルス・マネジメント検定講座
標準学習期間	Ⅱ種ラインケアコース： 4ヵ月、Ⅲ種セルフケアコース：3ヵ月
受講料金(税込)	・Ⅱ種ラインケアコース一括払い：35,000円、分割払い：2,980円×12回＝総計：35,760円・Ⅲ種セルフケアコース一括払い：29,000円、分割払い：2,980円×10回＝総計：29,800円
受講形式	通信学習
サポート体制	添削指導（Ⅱ種：全4回、Ⅲ種：全3回） 1日3問までの質問サポート最長12ヶ月まで指導サポート WEB学習（学びオンラインプラス）