秘書検定はいきなり2級からでもOK？初心者でも合格する学習法を解説！

高校生から社会人まで幅広い層に人気の資格「秘書検定」。

社会で通用するマナーを身につけ、ビジネスの現場で活かしたいという方が資格取得を目指しています。

しかし、初めて学ぶ方の中には「3級から取得した方がいいのか」、「いきなり2級にチャレンジしても大丈夫か」と気になっている方も少なくないでしょう。

今回は、秘書検定の概要、いきなり2級から受けられるのか、おすすめの学習方法について解説。

秘書検定資格の取得を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

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秘書検定とは
秘書検定2級と3級の違い
秘書検定はいきなり2級から受けられる？
秘書検定の学習方法
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まとめ

秘書検定とは

「秘書検定」は、公益財団法人実務技能検定協会が主催し、文部科学省が後援している資格。直近1年では約5万人が受験し、累計受験者数は800万人を超えています。

資格取得を通じて、ビジネスシーンで必要とされるマナーやコミュニケーションスキルを身につけられます。

「秘書検定」の概要を見ていきましょう。

資格	公益財団法人実務技能検定協会主催秘書検定
試験実施団体	公益財団法人実務技能検定協会
受験資格	特になし（どなたでも受験可能）
受験者層	高校生：約28％、大学生：約25％、短大生：約6％、専修学校生：約13％、社会人：約22％、その他：約6％
試験形式	・1級・準1級：筆記（マークシート方式、記述問題）/面接・2級・3級：筆記（マークシート方式、記述問題）
試験時期	年3回（2月、6月、11月）＊2月は2級・3級のみ CBT試験は都合の良い日程を選んで随時受験可能（2級・3級のみ）
試験科目	「理論」・必要とされる資質（秘書の役割、心得、人柄）・職務知識（秘書的な仕事の機能）・一般知識（社会常識、経営管理に関する知識）「実技」・マナー・接遇（ビジネスマナー、来客対応、電話対応）・技能（文書作成、資料管理、スケジュール管理、環境整備）
合格ライン	「理論」と「実技」それぞれの得点が60％以上
合格率	1級：30％前後、準1級：40％前後、2級：60％前後、3級：70％前後
受験料（税込）	1級：7,800円、準1級：6,500円、2級：5,200円、3級：3,800円

秘書検定試験の受験資格は特になく、どなたでも受験可能。

🔰取得を目指すことで得られるメリット

ビジネスマナーが身につく：礼儀作法や敬語、電話応対などが習得できる。
仕事の効率が上がる：文書作成やスケジュール管理のスキルが向上する。
就職や転職に役立つ：履歴書に書け、事務職や営業職でも評価される。
コミュニケーション力が向上する：上司や取引先との円滑な関係を築ける。

秘書検定2級と3級の違い

次に、秘書検定2級と3級の違いを詳しく見ていきます。

	2級	3級
要求レベル	秘書的業務について理解ができ、一般的な秘書的業務を行うのに必要な知識、技能を持っている	初歩的な秘書的業務の理解ができ、基本的な業務を行うのに必要な知識、技能を持っている
試験形式	マークシート（約9割）記述問題（約1割）	マークシート（約9割）記述問題（約1割）
合格ライン	「理論」と「実技」それぞれ得点が60％以上	「理論」と「実技」それぞれ得点が60％以上
合格率	60％前後	70％前後
受験者数（年間）	約3万人	約2万人
主な対象者	学生・社会人・事務職志望者	学生・社会人初心者
受験料（税込）	2級：5,200円	3級：3,800円

上記の対比表を見ると、秘書検定2級と3級の違いはそれほど大きくないことが分かります。

主な違いは、求められるレベルと試験問題の難易度です。

3級は「初歩的な知識」が求められるのに対し、2級は「一般的な知識と実務スキル」が必要となるため、より実践的な問題が出題されます。

その影響で、2級の合格率は約60％と3級よりやや低めですが、極端に難しい試験ではありません。

秘書検定はいきなり2級から受けられる？

結論、以下理由により、秘書検定はいきなり2級から受けても問題ありません。

3級資格を持っていなくても受験可能
出題範囲はほとんど同じ
問題の難易度は上がるが、極端に難しい試験ではない

2級試験に向けて学習する内容は、3級試験の内容をカバーしています。

2級になると、より実務的な問題が増えるため難易度も上がりますが、しっかりと勉強して試験対策を行えば十分合格を目指せます。

秘書検定の学習方法

次に、秘書検定の学習方法について解説します。

独学で合格を目指したいという方には、以下の学習ステップをおすすめします。

参考書で基礎固め
過去問を解いてアウトプット
模擬試験で総仕上げ

それぞれ解説します。

テキストで基礎固め

まずはテキストを1周通読して内容をざっくり把握します。

ポイントは、理解ができない内容があっても、そこで止まらずに読み進めること。

分からなかった内容や重要なポイントについては、マーカーを引いてあとで見返せるようにしておきます。

興味がある内容や、日常生活でなじみのある内容から取り組んでもよいでしょう。

過去問を解いてアウトプット

テキストを読むだけでは知識は定着しないため、実際の問題を解くことが合格への近道です。

1回目は時間を気にせず解き、間違えた問題については必ず解説を読んで間違えた理由を理解します。

2回目以降は少しずつ時間を意識しながら解き進め、何度も間違える問題はノートにメモするなどして復習しましょう。

出題傾向と自分の弱点を把握し、学習に活かすためにも5年分の過去問を解くことをおすすめします。

模擬試験で総仕上げ

テキストで基礎を固め、過去問で実力をつけたあとは模擬試験で総仕上げです。

試験1週間前には、時間を計り本番形式で模擬試験を解きます。

時間内に解ききり、時間配分に慣れることを意識しましょう。

苦手分野を最終チェックし、1点でも点数を上げるために試験本番までラストスパート。

自信を持って試験本番に臨むためにも、模擬試験を解き、復習することを忘れないようにしましょう。

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