｢お片付けしなさい！｣
これは多くのご家庭で耳にしたことがある言葉ですよね｡
しかし｢何度言っても片付けてくれない｣といった現状が多いのもよくある話ですよね･･･｡
本記事のメインテーマである｢収育｣はそういうときにこそ役立つとっておきの方法｡
どんなに片付けをしなかった子でも片付けを積極的にするようになり､好きになるでしょう｡
お片付けを通して､子どもも大人もそれぞれ学び､たくさんの大切なことを伝えていく育児法､それが｢収育｣なのです｡
今回はそんな収育のプロ資格である｢収育士｣についてご紹介｡
｢収育士｣を取得すると､片付けと育児に関わる悩みを持っている多くの人の力になれます｡
本記事を読めば､｢収育｣についてより理解を深め､さらに興味惹かれるでしょう｡
ぜひしっかり最後まで見逃さずに読んでくださいね｡
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収育士とは？資格概要と特徴
収納検定の中では最上位資格に位置している難易度が高い資格です｡
※収納検定とは整理収納のプロであるコジマジックさんが監修している検定
(詳しくは公式サイトからチェック)→収検®とは | 一般社団法人日本収納検定
資格の目的と役割
｢収育士｣の目的は以下の2つがあります｡
- 片付けられる子どもたちを育てること
- 子どもたちを導ける大人を育てること
収育士は子どもが片付けられるように育成させるだけでなく､子どもをサポートする大人たちを増やす目的があります｡
また役割は
- 大人から子どもまで片付けが楽しいと感じるポジティブ思考へ導くこと
- 収育を伝えるプロを育てること
があります｡
特に大事な役割としては､片付けに対しての｢気持ちの変化｣を与えること｡
片付けが苦手だった人も｢楽しい｣と思えるように｢伝え方｣を工夫していくことが重要になります｡
資格独自の特徴
｢収育士｣独自の特徴はメインどころが｢子ども｣であること｡
一般的な収納資格では､最終的な目的が｢仕事に活かすこと｣が多いのに対し､収育士は｢子どもを育てる｣ことに焦点が当たっています｡
｢収育士｣はスキルを使って動くというよりも､｢育成｣や｢伝えること｣が活動の本質であると言えるでしょう｡
資格概要と試験内容
| 資格名 | 収育士 |
| 認定機関 | 一般社団法人 日本収納検定協会 |
| 受験資格 |
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| 試験形式 | 論文(在宅で作成) 実技(資料作成は在宅､発表は会場で) |
| 合否通知 | 受験日より2ヶ月以内に郵送にて通知 |
| 受験費用(参加費用) | 50,000円 |
| 定員 | 1名ずつ実施｡1日当たりの受付可能人数:3名 |
試験内容は以下の通りです｡
- 論文提出：収育に関する考えや思い､今後の展望など収納をテーマとした論文を書く(1000文字程度)
- 実技試験：実際に行った整理収納作業についてスライドにまとめ､試験当日発表(20分間)
- 面接試験：収育士としての資質を確認する
試験対策も公式HPに書いてあるため､学習しやすく準備万端､自信を持って挑めるでしょう｡
収育士でしか得られないメリット
｢収育士｣での独自性の高いメリットを3つご紹介します｡
資格選びの参考にもなりますので､ぜひ最後までご覧ください｡
子どもに考える力が身につく
｢収育士｣では片付けの中で子どもに｢考えるタイミング｣を上手に与えられるメリットがあります｡
｢上手に｣とは｢伝えるテクニック｣が十分に備わっていることであり､｢収育士｣ならではの特徴｡
片付けを上手にサポートすることで｢自分で考えてやってみる｣ようになり､考える力が自然と身につきます｡
子どもの自立心が育まれる
｢収育士｣として片付けを教えることで､子どもは｢自分の力で片付けできた！｣という小さな成功体験を経て､達成感を得られます｡
次第に子どもにとって片付けは｢嬉しい｣｢楽しい｣とポジティブな活動になり､積極的に動くように｡
｢自分で考え､行動する｣それが自然とできるようになり､自立心が育まれるようになります｡
時代に合った片付け方を学べる
昔と比べて今の時代は､子ども1人に対して所有するモノの数が多いのが特徴的。
昔のようにただ｢片付けなさい｣と伝えるだけでは不十分｡
今の子に合った｢整理･収納･整頓｣術を学び伝えることが大事です｡
｢収育士｣ではそういったスキルをメインで学べるため､片付けが苦手な子にも成果が出やすいようになっています｡
収育士の活かし方とは？どんなときに役立つのか
｢収育士｣の具体的な活かし方や役立つ場面について見ていきましょう｡
快適な家づくりを目指すときに
｢収育士｣になるまでには2級､1級から｢収納技巧士｣または｢収育指導士｣の取得で､より実践的で専門性の高い収納技術を身につけます｡
しっかりと築き上げてきたスキルはすでにプロ級｡
スキルを活かした際には､プライベート空間とは思えない｢モデルルームのような仕上がり｣に家族みんな大満足するでしょう｡
子どもの成長を導くときに
他の見出しでも伝えていますが､｢収育士｣で学んだスキルは子どもの成長に大きく影響します｡
子どもが楽しんで片付けられるようサポート万全なので､自ら考えて片付けられるように｡
片付けを通していく中で思考力や経験値が積み重なり､自然に成長へと導けます｡
収育の良さを伝えるときに
｢収育士｣は受験資格として､｢整理収納サービスを3回以上｣｢セミナーを6回以上開く｣など｢人に伝える｣経験値を積んでいることが条件｡
試験では論文や発表などでさらに伝える力が身につけられます｡
これらの経験を経た｢収育士｣は､｢人に伝える力や経験値｣が十分備わっているため､取得後すぐに役割をまっとうし､多くの人に｢収育｣の良さを伝えられるでしょう｡
収育士の取得方法
今までの見出しでもちらっと出ていましたが､｢収育士の取得方法･･･なんだか複雑そうだな｣と感じませんでしたか?
実は｢収育士｣の難易度の高さはその取得方法にあるのです｡
収育士の試験を受ける条件
まずは｢収育士｣の｢受験資格｣を取得するまでの流れを見ていきましょう｡
- STEP1収納検定2級合格
- STEP2収納検定1級､収育指導士取得
- STEP3収納技巧士取得
- STEP4経験値をつける
- 収育指導士として｢こども収検｣5級･4級低高計5回以上開催
- ｢収育お片づけセミナー｣5回以上開催
- ｢収育実践力セミナー｣1回以上開催･2級本試験･実践力セミナー開催資格保持者であること
- 有償で整理収納サービスを3回以上提供していること
以上の流れを経て､初めて受験資格が得られます｡
ここまででもかなりの努力が必要になりますね｡
収育士の取得の流れ
受験資格を得たら､以下の流れに沿って取得を目指します｡
- 申し込み
- 受験案内送付
- 論文作成し送付､収育を取り入れた整理収納作業の発表資料作成
- 試験
- 合格通知(2ヶ月以内に来る)
- 合格
試験の難易度は論文や発表などがあり｢やや高め｣ですが､その代わり取得後限定の特典が豊富｡
特典は､プロのもとで業務の経験を積みながら収入を得る育成プログラム｢パートナーズ契約権｣(雇用契約ではない)や｢上位資格者限定講座の参加権｣などがあります｡
収育士と相性の良い資格は？
「収育士」は 子どもが片付けを楽しめるように指導する 資格ですが、 環境を整えること も重要。
そこで相性が良いのが 「収納コーディネーター」 です。
｢収納コーディネーター｣は片付かない原因を見つけ､｢散らかりにくく､片付けやすい｣環境作りができるプロ並みの整理収納スキルを目指せます｡
「収育士」で 片付けの考え方を教え、「収納コーディネーター」で 片付けしやすい環境を作る。
この2つを組み合わせることで、 子どもが自ら片付けられる力を育てられます。
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「楽しく学びながら片付け上手になってほしい」と考える方におすすめの組み合わせです。
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収育士はどんな人におすすめ？
- 収育に興味がある人
- 収育を広めたい人
- プロになりたい人
- 子どもと一緒に片付けを学びたい人
子どもに焦点を当てた資格なので､子どもの成長を考えている人にはまさにぴったり｡
また､｢収育｣に興味を持ち､共感を抱いた人にもおすすめ｡
｢収育｣の良さを多くの人に広める役割にやりがいを感じられるでしょう｡
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まとめ
- 収育士は片付けの知識や技術を｢伝える力｣が備わった整理収納のプロ
- 収育士には片付けを通して子どもの成長をサポート､見守る役割がある
- 活かし方は｢子どもの育成｣や｢プライベート空間作り｣､また講師として多くの人に｢収育｣を伝えることなど様々にある
- 収育士は受験資格､試験内容ともに難易度がやや高め
- ラーキャリの｢収納コーディネーター｣も併せておすすめ
｢収育士｣は子どもと一緒に楽しみながら片付けを通して成長できるおすすめな資格です｡
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子どもも大人も笑顔あふれる充実した生活が待っています｡
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