ワインエキスパートは意味ない？資格の評価と活用方法

お酒の資格

ワイン愛好家の人は、ワインエキスパートという資格を聞いたことがあるのではないでしょうか。

資格を検討している人や、実際に挑戦したことがある人もたくさんいることでしょう。

数あるワインの資格の中でも、知名度の高いワインエキスパートですが、一方で「意味がない」と噂されている資格でもあります。

そこで、この記事では、ワインエキスパートがどのような資格なのかご紹介します。

意味がないと言われる理由や、取得するメリットについてまとめましたので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

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ワインエキスパートとは？

ワインエキスパート資格は「一般社団法人 日本ソムリエ協会（J.S.A.）」が運営している民間資格です。

ワインに関する知識と、テイスティング能力をみがくカリキュラムを学びます。

「ワインとは関係ない職種に就いているワインの愛好家にも、ソムリエと同等の資格がほしい」

このような要望から生まれた資格がワインエキスパート。

プロに向けたソムリエ資格は、3年の実務経験を問われますが、ワインエキスパートは20歳以上であれば誰でも受験が可能です。

ワインに関する深い知識を得て、日常に取り入れられるスキルを身につけられます。

資格の概要

ワインエキスパートは、2次試験まで設けられています。

1次試験は筆記で、世界中のワインの産地を中心とした知識が問われます。

さらに、ワインだけではなく日本酒や他のお酒に関しても幅広く問われ、しっかりとした試験対策が必要です。

2次試験はテイスティングをメインとした試験を受けます。

銘柄がわからない状態でテイスティングし、特徴を解答。

ワインに慣れ親しんでいる人でも、しっかりと試験対策をしていないと合格は目指せないほど、難易度は高いといわれています。

出題範囲はJ.S.A.が出している『日本ソムリエ協会教本』の中から出題。

プロが挑むソムリエ試験の教本と全く同じものを使用し、試験の内容もプロと変わりません。

1次と2次試験のストレート合格率は、2023年で33％。

かなり難しい資格だということがわかりますよね。

1次試験の合格率は37％となっており、こちらも1度での合格が難しい数字となっています。

そのため、出願時に1次試験を2回受けられる出願方法も用意されていますよ。

ワインエキスパートの費用は、下記の通りです。

【1次試験】 会員 一般
1回での出願 20,380円 29,600円
2回での出願 25,220円 34,440円
【2次試験から受験の場合】 7,300円 14,210円

1次試験を申し込むと、J.S.A.より教本が送られてくるため、新たに教本を購入する必要はありません。

1次試験をすでに合格しており2次試験から挑む場合、教本は送られてこないため、欲しい人は別途購入する必要があります。

ワインエキスパートは意味がないと言われる理由

ワインエキスパートは、プロと同等の試験を受けられるしっかりとした資格ですが「意味がない」と噂されることもあります。

なぜ意味がないと言われるのか、理由をまとめました。

  • 難易度の高さに見合わないと感じる
  • キャリアに直結しない
  • 好みを完全に把握できるわけではない

それぞれの意見を一つずつご紹介します。

難易度の高さに見合わないと感じる

ワインエキスパートの難易度は高いですが、合格を目指す労力と資格保有のメリットが見合っていないと考える声が上がっています。

試験難易度の高さから、かなり真剣に事前学習の取り組みが必要です。

ワインエキスパートは、ワイン愛好家に本格的なワインの知識を得てもらうための資格。

本職ではない人からすると、頑張って取得しても意味がないと考える場合も多いのです。

キャリアに直結しない

ワインエキスパートは、ソムリエの資格とは異なります。

ワインエキスパートを取れたからと言って、ソムリエになれたり、仕事の獲得に直結するわけではありません。

資格を受ける理由に就職を挙げる場合は、ワインエキスパートを目指しても意味がないと考えられる場合があります。

もちろん人より豊富な知識を得られることは事実。

履歴書に記載することで、面接官の興味を引くことは可能です。

資格の内容を評価されるというよりも、専門的な分野に興味を持って取り組む姿勢が、評価の対象となる場合が多いでしょう。

好みを完全に把握できるわけではない

ワインエキスパートの資格を持っているからと言って、周囲や自分の好みをすべて把握できるわけではありません。

「ワインエキスパートにおすすめされたワインがハマらなかった」という声もたびたび上がっています。

「ワインエキスパートを取っても好みを把握できないなら意味がない」と考える人もいます。

どの資格にも言えることですが、完全ということはないという点の理解が必要です。

ワインエキスパートを取得するメリット


ワインエキスパートの累計合格者は、1996年の認定開始年から2022年の26年間で、21,064人と言われています。

意味がないと噂されながらも、それだけの受験者がいるワインエキスパートのメリットは何か、気になりますよね。

そこで、次は取得のメリットについてご紹介します。

  • ソムリエと同等の知識を得られる
  • 知識を披露する仕事に活かせる
  • 業界での存在感が強い

ソムリエと同等の知識を得られる

ワインエキスパートは、ソムリエ試験と同様の教本で学習し、難易度もソムリエと差がありません。

試験に合格出来れば、プロと同等のレベルを保有しているという証明になります。

世界中のワインについて、バランスよく知識を得られることで、今まで以上にワインを楽しめるでしょう。

知識だけではなく、テイスティング力も得られるため、周囲の人を楽しませることも可能です。

ワイン愛好家にとって、ワインの良さを知り、自分や周囲を幸せにすることは、最大の喜びではないでしょうか。

知識を披露する仕事に活かせる

ワインエキスパートの資格が仕事に直結するわけではありません。

しかし、使い方によって、その知識を存分に活かすことが可能です。

例えば、ワインに関するセミナーを開催できたり、SNS媒体を利用してワインに関する知識を披露するなど、知識を伝える仕事にとても役立ちます。

飲食業を経営する人なら、従業員の知識向上のために研修を行い、お店の質を上げることも可能です。

難しい資格を取得しただけあり、その知識は確かなものであり、多くの人に信頼感を与えることでしょう。

また、J.S.A.の認定講師として、初心者向けの検定で講師を行う道も拓けます。

J.S.A.の教育訓練を受けて認定講師となった資格保有者は、ワイン検定を受ける受検者の事前講習会や検定試験の実施が可能です。

ワインエキスパート資格を持つ人の特権ともいえる仕事ですよ。

業界での存在感が強い

ワインエキスパートは、ワインやお酒業界での存在感が強いです。

注目される分だけ、実力も確かなものと判断されることも多く、就職や転職に役立ちやすいですよ。

ワインエキスパートの資格を保有していることで、採用率を上げられたり、興味を持ってもらえるきっかけにできます。

ワインエキスパートの評判


ワインエキスパートの口コミが実際にどのような内容なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

意味がないと言われる理由や、メリットについて触れましたが、次は評判についてご紹介します。

合格者からは、とにかく大変だったというコメントがたくさん寄せられていました。

本気で学習した分、達成感も大きく感じる人も多く、喜びの声が目立ちます。

受験を検討している人からのコメントでは、事前の調査で難しいことがわかり、不安を感じる声が上がっています。

多くの人の共通認識として、難易度が高いということは浸透していることがわかりました。

しかし、SNSでは「意味がない」というネガティブなコメントは少なく、ポジティブな意見が目立ちました。

ワインについて知りたいと思う気持ちの強い人が、ワインエキスパートを検討していることがわかります。

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試験も自宅で解答できるので、忙しい人でも継続しやすい点も魅力的です。

そこで、ラーキャリで受けられる、ワインプロフェッショナルについて、ご紹介します。

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ラーキャリで受けられるワインプロフェッショナルは、ワインの種類や扱い方、選び方に美味しい飲み方といったワインの基礎をまんべんなく学習します。

ワインをより楽しめるようにするための資格であり、飲食業や販売業で働く人のスキルアップにも活かせる資格。

気軽に挑戦できて、総合的な知識が身につくので、初心者でも楽しみながら学習できますよ。

ワインプロフェッショナルの概要は、下記のとおりです。

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料金
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まとめ

  • ワインエキスパートは、ソムリエと同等のスキルを会得できる、愛好家に向けた資格
  • ワインエキスパートは、難易度の高さや仕事に直結しないことを理由として、意味がないと考える人もいる
  • ワインの知識に信頼感を持ってもらえるため、講師のような知識を披露する仕事に役立つ
  • 実際に挑戦した人は、達成感を強く感じている
  • 気軽に挑戦するなら、ワインの基礎を網羅できるラーキャリがおすすめ

ワイン愛好家にとって、プロと同レベルの挑戦ができるワインエキスパートは、貴重な資格です。

本気で知識を極めたい人、ワイン業界での可能性を広げたい人には、挑戦するだけの価値がありますよ。

自分自身がどのレベルまで知識を得たいのか、理解したうえで、資格に挑戦してみてください。

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