耳年齢測定iPhoneアプリ『Ear Age』(2009年)

Ear Ageとは

「Ear Age」は、2009年3月27日に株式会社FEYNMANが配信を開始した、iPhone/iPod touch向けのアプリです。価格は115円でした。

高い周波数の音を聞き取る力は加齢とともに低下する——という一般に知られた性質を利用して、ユーザーが聞き取れる音の周波数から「耳年齢」を表示する、というのがアプリの内容です。当時のリリースでは「おじさんには聞こえない音」を使う、と紹介されていました。

ここでいう高周波音は、いわゆるモスキート音として当時話題になっていたものです。もともとは特定の年齢層にだけ聞こえる音として英国の防犯機器で使われ、その後「大人には聞こえない着信音」として日本でも知られるようになった、という経緯があります。Ear Ageは、その話題性を手のひらの端末に持ち込んだ製品でした。

当時の利用方法

ITmediaの当時の記事によれば、操作は次のような流れでした。

  1. アプリを起動してボリュームを調整する
  2. スピーカーから「カチ、カチ」という音が聞こえれば準備完了
  3. スタートボタンを押す
  4. 高い周波数から低い周波数へと順番に音が再生される
  5. 音が聞こえたところでストップボタンをタップすると、耳年齢が表示される

当時の紹介では、モスキート音が聞こえるかどうかを試してみたい人向け、あるいは飲み会やパーティーの盛り上げツールとして、という使われ方が想定されていました。測定結果の性格からしても、そうした娯楽用途を前提にした製品だったといえます。

2009年3月の初期版

配信開始時点の仕様は以下の通りです。

項目 内容
名称 Ear Age
対応機種 iPhone/iPod touch
言語 日本語・英語・韓国語
配信開始日 2009年3月27日
価格 115円
販売元 株式会社FEYNMAN

2009年4月のアップデート

配信開始から約3週間後の2009年4月14日、Ear Ageはバージョンアップされました。

変更点として発表されたのは、耳年齢の計測単位を10歳単位から1歳単位へ変更したことです。当時のリリースでは、利用者からの要望が多かったための変更だと説明されています。

10歳単位というのは、たとえば「20代」「30代」といった粒度で結果が出る形です。それを1歳単位にしたところで測定の精密さが増すわけではありませんが、遊びとして使う場面では、出てくる数字が具体的なほうが盛り上がる。ユーザーの要望に沿ってこの部分が真っ先に改善された、というのは、このアプリがどう使われていたかを示す記録でもあります。

当時の報道・プレスリリース

  • ITmedia +D モバイル「あなたは若者か、おじさんか――“耳年齢”を測定できるiPhoneアプリ『Ear Age』」(2009年3月27日)
  • DreamNews「FEYNMAN(ファインマン)、iPhone向けの耳年齢測定アプリ『Ear Age』の販売を開始」(2009年3月27日)
  • DreamNews「FEYNMAN(ファインマン)、iPhone向けの耳年齢測定アプリ『Ear Age』をバージョンアップ」(2009年4月14日)
  • ValuePress(同件のプレスリリース)

各記事の本文は各媒体の著作物です。本ページでは事実関係のみを要約しています。

現在の提供状況について

「Ear Age」は現在提供されていません。 当時のApp Storeリンクが外部サイトに残っている場合がありますが、それらは2009年当時のリンクであり、現在ダウンロードできることを意味しません。また、名称や機能が似た別事業者のアプリが複数存在しますが、それらと本アプリは無関係です。

繰り返しになりますが、本アプリは娯楽目的のものであり、医療上の診断を目的としたものではありません。

旧FEYNMANと現在の運営者について

「Ear Age」を開発・販売したのは、2008年7月に設立された株式会社FEYNMAN(東京都渋谷区、代表取締役:八尾憲輔)です。同社は当時、嘘発見器アプリ「True or Lie」、絵文字メーラー「Yuriko」、待ち合わせアプリ「イマココ(imacoco)」など、端末の機能を使ったアプリを続けて発表していました。リリース文には「iPhoneの特性を活かし、人の五感に訴える独創的なアプリケーションを順次リリースしていく」という方針が記されており、Ear Ageはその一環として作られたものです。

現在このドメインを運営しているファインマン・システム株式会社(2019年9月設立、東京都千代田区)は、上記の株式会社FEYNMANとは別法人です。本ページは、外部から参照され続けている旧製品URLに対して正確な製品情報を残す目的で公開しています。

関連ページ