iPhone待ち合わせアプリ『イマココ(imacoco)』(2008年)

イマココとは何だったのか

「イマココ(imacoco)」は、今いる位置の地図を相手にメールで送ることを目的としたiPhone 3G向けの待ち合わせアプリです。株式会社FEYNMANが2008年11月27日にApp Storeで販売を開始しました。

当時のリリースで、このアプリが解こうとしている問題は一言で説明されています。「近くまで来たんだけれどどこにいるの?」——駅前や大きな商業施設の前で待ち合わせたとき、電話口で互いの位置を言葉で説明しあうことになる、あの状況です。

2008年という時期

日本でiPhone 3Gが発売されたのは2008年7月11日、App Storeが始まったのも同じ月です。イマココが登場した11月末は、そこから4か月ほどしか経っていません。

現在なら、メッセージアプリの標準機能として位置情報を送れますし、地図アプリで現在地を共有することもできます。しかし2008年当時、GPSを積んだ携帯電話が一般化しはじめたばかりで、「自分の現在地を地図の形で相手に渡す」という操作は、まだ専用のアプリを必要とする行為でした。イマココはその隙間に向けて作られた製品だといえます。

主な機能(当時の公開資料に基づく)

当時のプレスリリースに記載されていた特徴は次の通りです。

  • GPSによる現在位置の取得
  • 現在地の住所を表示(一部地域で可能)
  • 現在位置のGoogle Mapリンクをメールで送信
  • 他のモバイルデバイスにも対応した地図URL
  • 写真の添付(FEYNMANのサーバにアップロード)

加えてリリースでは、目印となる建物や看板を撮影して送れること、複数人との待ち合わせでも一斉にメール送信できることが利点として挙げられていました。

設計として興味深いのは、送信先を「地図URLを含むメール」にしている点です。受け取る側にイマココを入れてもらう必要がなく、他のモバイルデバイスでも開ける地図URLが送られる。相手のスマートフォン普及を前提にできない時期に、既存のメールという共通基盤へ着地させていたわけです。

製品概要(発表時点)

項目 内容
名称 イマココ(imacoco)
対応機種 iPhone 3G
言語 日本語・英語
発売日 2008年11月27日
料金 230円
販売元 株式会社FEYNMAN

※上記はすべて発表当時の情報です。UIや細かな操作手順については、公開資料で確認できる範囲を超える記述は行っていません。

当時のプレスリリース・外部記事

  • ValuePress「FEYNMAN(ファインマン)、iPhone3G向けの待ち合わせアプリケーション『イマココ(imacoco)』の販売を開始」(2008年11月)

当時のリリースでは、今後イマココをベースにさまざまなサービスを展開していく方針、および「iPhone」の特性を活かして人の五感に訴える独創的なアプリケーションを開発していく方針が示されていました。実際にこの後、同社からは「True or Lie」「Ear Age」といった、端末のセンサーや音声機能を使うアプリが続けて発表されています。

現在の提供状況について

「イマココ(imacoco)」は現在提供されていません。 古いブログやレビュー記事から本ページへのリンクが残っている場合がありますが、購入や利用はできません。また、名称が似た別事業者の位置情報サービス・アプリが複数存在しますが、それらと本アプリは無関係です。

旧FEYNMANと現在の運営者について

「イマココ(imacoco)」を開発・販売したのは、2008年7月に設立された株式会社FEYNMAN(東京都渋谷区、代表取締役:八尾憲輔)です。

現在このドメインを運営しているファインマン・システム株式会社(2019年9月設立、東京都千代田区)は、上記の株式会社FEYNMANとは別法人です。本ページは、外部から参照され続けている旧製品URLに対して正確な製品情報を残す目的で公開しているものであり、現運営者が本アプリを開発したことを示すものではありません。

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