食育インストラクターは意味ない？仕事に役に立つ資格なの？

最近ますます注目されている「食育」。

食育の正しい知識を身に着けたいと、食育インストラクター資格の取得を考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、ネット上には「食育インストラクター　意味ない」などのネガティブな評判が……。

役に立つかわからないまま勉強を始めるのは不安ですよね。

そこで今回は、食育インストラクターが役に立たないと言われる理由と本当に役に立たないのかを詳しく解説し、仕事での活用方法をご提案します。

合わせて取ると活用しやすい資格もご紹介します。

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食育インストラクターとは
食育インストラクターは意味ないと言われる理由
食育インストラクターは意味ある役立つ資格
仕事での活用方法
食育インストラクターを活かしてキャリアアップしたいなら
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まとめ

食育インストラクターとは

食育インストラクターは、食を通じた健康教育、環境問題への覚悟や専門資格です。
主にNPO日本食育インストラクター協会が認定を行っています。

この資格では、栄養学基礎、食品安全、生活習慣病予防、食文化や郷土料理、食材選びの知識などを学びます。

また、調理実技や実践的な食育活動のスキルも習得可能です。
資格は複数の段階に分かれており、試験や研修ついでに取得します。

まずは食育インストラクター資格の概要をみておきましょう。

資格名	NPO食育インストラクター
種類	プライマリー※通信教育で取得できるのはプライマリーのみ 4級 3級 2級 1級
認定団体	NPO日本食育インストラクター協会
プライマリーの取得方法	協会が定める一定の内容の通信教育講座を修了する認定講座はがくぶん
プライマリーの費用	39,900円（税込・試験料込）
プライマリーの試験	在宅受験
プライマリーの標準学習期間	3〜6ヶ月（サポート期間は12ヶ月）
プライマリーの学習内容	食生活の基本知識を身につける安全な食材の選び方がわかる食材について詳しくなる食事マナーな和食知識、地球にやさしい暮らしを学ぶ年代別の食育の実践方法がわかる

食育インストラクターは意味ないと言われる理由

「食育インストラクター資格は意味ない」と言われる理由は、3つ考えられます。

民間資格だから
仕事に活かしにくいから
資格を取ったら満足してしまうから

ひとつずつ詳しく解説します。

民間資格だから

食育インストラクターは民間資格です。

そのため、国家資格である管理栄養士などと比べると、どうしても見劣りしてしまいます。

民間資格ですから、持っているだけで就職できたり持っていないと採用されないといった強みもありません。

その上、食の民間資格はたくさん創設されており、差別化が難しいです。

仕事に活かしにくいから

食育インストラクターには独占業務がありません。

そのため、食育インストラクターの知識だけでできる仕事はめったにないのが実情です。

実践が難しいから

理想の食生活や食育の知識があっても、実際に生活に活かすのは手間がかかります。

資格をとっただけで満足してしまい、実践が難しいのも「役に立たない」といわれる理由のひとつです。

食育インストラクターは意味ある役立つ資格

ここまで「食育インストラクターは意味ない」と言われる理由をお話ししてきましたが、これは全部誤解です。

食育インストラクターは取得して意味のある、とても役立つ資格。

活用方法を一緒に考えていきましょう！

資格を積極的にアピールしよう

食育インストラクターはたしかに民間資格です。

しかし、履歴書にかける立派な資格でもあります。

就職面接や評価面談で、積極的に資格の存在をアピールしましょう。

他の食の資格に比べて、食育インストラクターは「食の教育」の知識がある点が特徴的です。

たとえば、飲食店勤務なら「食の大切さ」を子どもたちに伝えるイベントを企画したり、保育園などで食事のマナーや食べ物への感謝の気持ちを子どもに教えたり。

他の資格とは違う知識の活かし方ができることをアピールするのがおすすめです。

他の資格や知識と組み合わせよう

食育インストラクターは、他の資格や知識と組み合わせることで仕事でも大活躍できる資格です。

たしかに、食育インストラクターの資格だけでできる仕事はあまりありません。

しかし、今ある資格や知識と組み合わせてプラスアルファの強みにすることで、食育インストラクターの知識が活きてきます。

できる範囲で実践

仕事に家事、介護に子育て。

毎日忙しい中で、食を意識した丁寧な生活はたしかに難しいです。

しかし、できる範囲で生活に取り入れるだけでもよいのではないでしょうか。

ちょっとした意識を持つだけで、家族の健康を食生活を通じて守ったり、食べ物への感謝やマナーを子どもに伝えることはできます。

食事は毎日のこと。

食育インストラクターで学んだこと全てに挑戦しなくては！とがんばりすぎるより、無理なく長く続ける方が生活を豊かにできます。

仕事での活用方法

食育インストラクターの資格は、どのようにすれば仕事で活用できるでしょうか。

どんな仕事のどんな業務内容で活用できるのか、具体的にご紹介します。

保育園・幼稚園や学校の先生

保育園や幼稚園、小学校や中学校の先生などは、子どもに「食育」を行うこともあります。

食育インストラクターの知識は、家庭科で学ぶ内容よりも生活に則した実践的な内容となっています。

食育インストラクタの知識を活かせば、新鮮な食材の選び方や食事のマナーなど、子どもが社会に出たときに役立つ知識を伝えることができます。

学校や介護施設などの給食スタッフ

食育インストラクターの知識は、さまざまな施設の給食スタッフとしても活用できます。

栄養バランスのとれた献立を考えるのはもちろんのこと、季節のメニューを取り入れたり、食の情報を発信したり、食育インストラクターならではの工夫が可能です。

企業や自治体などの健康管理部門

働き盛りのメタボリックシンドロームや運動不足など、生活習慣病が社会問題になっています。

食育インストラクターの知識を活かして、健康な食生活や生活習慣を指導し、みんなの健康を守ることができます。

保健師や看護師

保健師など、健康について相談を受ける仕事でも食育インストラクターは役立ちます。

日々の献立のアドバイスをしたり、持病に適した栄養素を伝えることで、人々の健康を守ることができます。

スポーツクラブやフィットネスのコーチ

スポーツクラブやフィットネスのコーチにとって、運動以外の生活指導も大切な仕事です。

食育インストラクターの知識を活かして、運動後に効果的な栄養素や健康的な食生活をアドバイスすることで、運動効果を高めることができます。

独立開業も夢じゃない！

最近はSNSが発達しており、誰でも手軽にオンラインサロンを開設したりライブ配信で講演会を開催したりできます。

食育インストラクターとして、オンラインで食育セミナーを開いたり個人向けの栄養コンサルティングを行ったり、独立開業も夢ではありません。

料理教室を運営されている方もおられます。

ほかにも、食育インストラクターの肩書を活かしてYouTubeやInstagramで情報発信を行ったり、企業向け食育研修の講師を務めたり、可能性は無限大です。

食育インストラクターを活かしてキャリアアップしたいなら

食育インストラクター資格を活かしてキャリアアップしたいなら、以下のような資格と組み合わせるのがおすすめです。

栄養士資格
調理師資格
医療・健康系の資格

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もしあなたが食育インストラクターの他になにか別の資格をプラスしたくて、かつ、もっと食育の知識を深掘りしたいなら、ラーキャリの食育栄養アドバイザー資格がおすすめです。

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