化粧品検定とコスメマイスターとの違いはなに?どっちがいいの?

化粧品の資格

美容系の資格は様々な種類があり、どの資格を受ければ役に立つのかよくわかりませんよね。

特に日本化粧品検定とコスメマイスターは、同じだと勘違いされやすい検定です。

内容はそれぞれ異なるはずですが、違いがどのようなものなのかはわからない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、日本化粧品検定とコスメマイスターにどのような違いがあるのか、ご説明します。

どちらの検定を受けるか検討するお役に立てたらうれしいです。

化粧品検定とは?

日本化粧品検定は、文部科学省後援の美容検定です。

美容関係の職業に従事する人や、学生、一般の人など幅広い層が挑戦できます。

化粧品会社をはじめとするたくさんの企業が、化粧品検定を社員教育として導入している実績もありますよ。

美容業界での知名度が90%以上と言われており、信頼度の高い検定

就職活動の際は、履歴書に記載できます。

美容皮膚科学を中心として、スキンケアやメイクアップ・習慣的な美容、マッサージなど、トータル的な内容を学習します。

試験の内容

化粧品検定には、3級から1級までの3つのレベルがあります。

3級は、日本化粧品検定の公式HPよりいつでも無料で受験できます。

2級と1級は、年2回の受検日に試験会場にてそれぞれ受験。

試験概要は以下のとおりです。

レベル 2級 1級
受検料 8,800円 13,200円
(2級と併願可能。併願の場合は19,800円)
試験方法 マークシート4択 マークシート4択
試験時間 50分 60分
内容
  • 化粧品の選び方
  • メイクアップ
  • 習慣美容
  • マッサージ
  • 化粧品の成分
  • ボディやヘアケア
  • ネイル
  • 香り
  • オーラルケア
  • 化粧品のルール
受検資格 制限なし(3級を受けていなくても受検可能) 制限なし(3級・2級を受けていなくても受検可能)
合格ライン 正答率70%以上 正答率70%以上
合格率 73% 68%

コスメマイスターとは?

コスメマイスターは、一般社団法人日本コスメティック協会が運営する検定です。

化粧品関連の仕事に関わる人や、業界を目指している人が挑戦している検定。

コスメマイスターも履歴書に記載し、スキルをアピールすることが可能ですよ。

化粧品や美容に関する総合的な知識を学習し、習得を目指します。

美容は化学ととらえ、体系的に学習。

肌を美しく見せるため、成分を理解し肌質改善方法やトラブルを改善したり、メイクの正しい方法や保湿方法のような、実践的なスキルを身に付けられますよ。

肌に悩みを持つ人の多くが気になるポイントをピックアップし、アドバイスできるようになるので、アドバイザーにおすすめの検定といえます。

試験の内容

コスメマイスターの概要は、下記の通りです。

検定名 コスメマイスター
料金 検定料:5,500円
登録手数料:3,300円(合格後1か月以内に支払う必要あり)
出題方法 WEB試験・全50問3択式
試験時間 45分
合格ライン 正答率80%以上
受検資格 制限なし

2つの資格の違いはなに?

化粧品検定とコスメマイスターの違いを3つご紹介します。

民間か公的資格かの違い

化粧品検定は、文部科学省が後援する公的資格として扱われます。

一方コスメマイスターは、日本コスメティック協会運営の民間資格

公的資格も民間が運営する資格に違いはありませんが、普通の民間資格よりも知名度が高く、信頼性があると考える企業も多いと言われています。

公的資格の化粧品検定は、美容業界を目指す学生や一般の人が、就職前に受験しておくと良いと言われている資格です。

コスメマイスターの場合、販売やアドバイザーとして実践にすぐ活かしやすいという側面を持つので、美容に従事している人がスキルアップするために受験するのがおすすめです。

受検方法の違い

化粧品検定は、3級はHPで受検できますが、2級と1級は試験会場で受験。

コスメマイスターは自宅でWEB受験します。

化粧品検定が3つの級に分かれているのに対し、コスメマイスターは1つのレベルのみです。

更新の必要があるかどうか

化粧品検定は、一度合格すれば、そのあとはずっと合格認定が継続されます。

しかし、コスメマイスターは3年ごとに更新の必要があり、更新試験に合格すると認定書を受け取る資格が得られます。

常に最新の情報を取り入れた美容法を維持するなら、3年更新のコスメマイスターが有効です。

美容の基礎を理解しているという証明として資格を取るなら、一度の受験でずっと認定証明が維持される、化粧品検定がおすすめです。

どちらの資格が結局おすすめ?

違いを理解すると、どちらの検定を受験するべきか考えやすくなるのではないでしょうか。

働きたい仕事の種類で判断するのがおすすめ

それぞれの検定におすすめの人は、下記の通りです。

【化粧品検定】

  • 美容関係の仕事に就職を目指す人
  • 特に知名度の高い検定を受けたい人
  • 更新が手間・更新料をかけたくない人

【コスメマイスター】

  • 美容関係の仕事に従事している人
  • 販売職やアドバイザーをしている人
  • WEB受験したい人

カリキュラムはとても似ているといえますが、知識を得るのか、実践に使うのかで若干異なる2つの検定。

化粧品検定の場合は、美容の基礎知識をまんべんなく学習します。

コスメマイスターは実践で使える、悩みに特化した内容に重点を置いていますよ。

忙しい人にはユーキャンのコスメ検定がおすすめ

忙しい日常の中、手厚いサポートと分かりやすい教材を使って美容資格を得るなら、ユーキャンのコスメ検定がおすすめです。

ユーキャンではコスメ検定と言われていますが、日本化粧品検定の通称であり、内容は変わりません。

ユーキャンでコスメ検定講座を利用すると、教材を使いながら、2回の添削や毎日1回できる質問のサポートを受けられます。

1日30分学習した場合、約4ヵ月で検定の取得が目指せますよ。

【ユーキャンコスメ検定料金】
一括払い:29,000円
分割払い:2,980円×10回

まとめ

  • 化粧品検定は公的資格で、コスメマイスターは民間資格。公的資格は知名度が高いと言われている
  • コスメマイスターは3年ごとに更新試験を受ける必要がある
  • 化粧品検定は、これから美容業界に関わる人におすすめの検定
  • コスメマイスターは、実践的な内容を習得し、販売やアドバイザーの仕事をしている人におすすめ
  • 忙しくスキマ時間で学習したい人は、ユーキャンのコスメ検定がおすすめ

今回は、化粧品検定とコスメマイスターの違いについてまとめました。

似ている2つの検定ですが、細かく確認すると、違いに気付けます。

ぜひ自分に合った検定を目指してみてください。

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