お菓子作りの資格は様々ありますが、その中に製菓アドバイザー資格というものがあります。
様々なお菓子資格の中から、製菓アドバイザー資格を選ぶのはなぜなのか。
ネットでは「製菓アドバイザーは意味がない」という検索ワードも見られるけど…
製菓アドバイザー資格にはどのようなメリットやデメリットがあるのか、取得方法や試験内容も踏まえて考えてみましょう。
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製菓アドバイザー資格とは？
製菓アドバイザー資格は日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定している民間資格です。
お菓子作りでの材料選びや工程の知識が身に付く
製菓アドバイザー資格は、洋菓子作りの知識や技能を証明する資格です。
製菓アドバイザー資格の試験内容を見てみましょう。
- グルテンとは
- 薄力粉とグルテン
- 強力粉とグルテン
- グルテンと他の材料の関係
- 油脂
- 塩
- 水の温度
- オーブンを使ったお菓子作りのポイント
- 蒸し焼き
- ガスオーブンと電気オーブン
- はかる道具と混ぜる道具の選び方
お菓子作りの主な材料となる小麦粉の成分であるグルテン。
どのような働きをするのかを正しく理解することで、お菓子を美味しく作ることができます。
その他の材料についても、どのような働きをするのか、種類や選び方でどのように変わるのかが問われます。
また、オーブンをはじめとした道具の知識も必要となるお菓子作り。
製菓アドバイザー資格の試験内容から、お菓子作りで重要なポイントを抑え、正しく作ることができる知識の証明となることが分かりますね。
「お菓子作りを上達したい！」と考えている人にも上達のチャンスになる資格ですね。
在宅受験で誰でも受験可能
製菓アドバイザー資格の資格取得試験について見ていきましょう。
| 受験資格 | 特になし |
| 受験場所 | 在宅 |
| 受験日程 | 年6回（偶数月に実施） |
| 受験費用 | 10,000円 |
| 合格基準 | 70％以上の得点 |
受験資格はないので、誰でも受験可能です。
試験は偶数月に実施されるので、受験したい月の前月までにインターネットから申し込みを行います。
試験問題や解答用紙が届きますので、実施月の20～25日の都合のよい時に在宅受験。
月末までに解答用紙を返送します。
合格基準は70％以上なので、満点を取らなくてもOK。
ですが、製菓アドバイザー資格試験のテキストや過去問集は市販されていません。
「どうやって勉強するの？」と思った人、安心してください。強い味方を後ほどご紹介します。
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製菓アドバイザー資格は意味ないと言われる理由は？デメリットを解説
ネットで製菓アドバイザー資格を検索ワードに入れると、「意味ない」というワードが出てきます。
製菓アドバイザー資格がそう思われてしまうデメリットを考えてみました。
- お菓子作りのレシピを学ぶものではないから
- 実技が伴わないため、実際のスキルアップには別の学習が必要となるから
詳しく見ていきましょう。
お菓子作りのレシピを学ぶものではない
製菓アドバイザー資格の試験内容は、お菓子作りのレシピを学ぶというよりは、材料や道具に関する知識というものでしたね。
お菓子作りのレパートリーを増やしたいと考えている人には「ちょっと違うかな…」と思ってしまう内容かもしれません。
様々なレシピを学べるものではありませんが、様々なお菓子を作る時に材料や道具の知識があるとスムーズに理解することができるはずです。
どのように混ぜるとよいのか、材料はどれを選べばよいのか、どの道具をどう使えばよいのかなどの知識が身に付く製菓アドバイザー資格。
新しいレシピにチャレンジする時に、必ず知識が活用できますよ。
実技が伴わないため、実際のスキルアップには別の学習が必要
製菓アドバイザー資格試験は筆記試験のみ。
実技試験はありません。
パティシエなど、お菓子を作る技術を証明したい人には「意味がない」と思ってしまうのかもしれません。
ですが、製菓アドバイザー資格を取得した人の中の感想にはパティシエとして働く人もいることが分かります。
洋菓子店でパティシエとして働いているのですが、製菓アドバイザーの勉強をしたことで製菓の知識がより身に着いたと思います。材料を使うことで得られる効果や味の変化について、新しい発見があったりとためになる内容ばかりでした。また、製菓アドバイザーとして講演会を開くことも決まり、仕事の幅が広がりつつあります！
引用：日本安全食料料理協会サイト
製菓アドバイザー資格は洋菓子を作る基礎知識が身に付く資格。
知識をしっかり身に付けておくことで、生地やクリームなどの作り方や道具の正しい使い方も理解しているので、技術にもつながりやすくなります。
実際のスキルアップにはさらに努力が必要となりますが、まず正しい知識を学んでおくためにも、製菓アドバイザー資格取得は無駄ではありませんよ。
製菓アドバイザー資格取得のメリット
デメリットを踏まえた上で、製菓アドバイザー資格取得には意味がないということはないことが分かりました。
改めて製菓アドバイザー資格を取得するメリットを挙げてみましょう。
- お菓子作りで失敗が減り、自信がつく
- 履歴書に書くことができ、副業・開業のチャンスが広がる
解説していきます。
お菓子作りで失敗が減り、自信がつく
製菓アドバイザー資格では、材料による効果や選び方など、様々な洋菓子作りの基本となる知識が身に付くことを紹介してきました。
お菓子作りの基礎知識を身に付けることで、「生地が膨らまない」や「味がいまいち…」などの失敗の原因も分かるので、お菓子作りの失敗を減らすことができます。
「前回は上手にできたのに、今回はなんで失敗したんだろう？」って時、ありますよね。
製菓アドバイザー資格を取得した人の体験談からも、お菓子作りの知識がしっかり身に付いたということが分かります。
これまでは自分で雑誌やネットで調べてお菓子作りをしていました。けれど、もっとお菓子作りを本格的に学びたいと思い、製菓アドバイザーにチャレンジしました。材料の選び方や適切な調理など、お菓子作りに役立つ基礎から応用までしっかり学べます。
引用：日本安全食料料理協会サイト
お菓子作りを上達させたい、失敗の原因が分からず困っているという人には製菓アドバイザー資格取得が力になってくれます。
履歴書に書くことができ、副業・開業のチャンスが広がる
製菓アドバイザー資格はもちろん履歴書に書くことができる資格。
洋菓子に関わる飲食業に就職・転職を考えている人には、知識の証明にもなりますし、熱意もアピールできます。
製菓アドバイザー資格を取得した人の中にはこんな人も。
カフェに勤務しており、ティータイム時のコーヒー、紅茶に1品サービスで茶菓子を付けています。バリエーションを増やすため資格取得いたしました。その甲斐もあり、評判になり、自身の時給アップにもつながりました。
引用：日本安全食料料理協会サイト
他にも、製菓アドバイザーとして講演会や、お菓子教室の講師として活躍している人もいました。
お菓子に関わる仕事をしている人にも、これからしたい人にも、製菓アドバイザー資格はメリットがあるのですね。
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- 2つの資格取得に対応しているので、さらに幅広いお菓子作りの知識が身に付く
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| 取得できる資格 | 製菓アドバイザー資格 お菓子作りパティシエ資格 |
| 教材 | テキスト2冊、ガイドブック等 |
| 添削課題 | 添削課題5回（スペシャル講座は卒業試験が追加される） |
| 標準学習期間 | 6ヶ月 |
| 受講料 | 基本講座：59,800円 スペシャル講座：79,800円 |
2つの資格取得に対応しているので、さらに幅広いお菓子作りの知識が身に付く
諒設計の通信講座の大きな特徴の一つ目は、1講座で2つの資格取得に対応していること。
「製菓アドバイザーW資格取得講座」では、製菓アドバイザー資格とお菓子作りパティシエ資格（日本インストラクター技術協会認定）の資格取得ができる講座です。
お菓子作りパティシエ資格は、洋菓子作りに使われる道具や材料に関する知識や製法などの知識が身に付く資格。
製菓アドバイザー資格の知識と合わせて、お菓子作りに関する知識をさらに広めることができますね。
履歴書にも2つの資格が書けちゃいます！
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まとめ
- 洋菓子作りの材料の働き、種類や選び方、道具の知識など、大切なポイントを習得できる製菓アドバイザー資格
- レシピを学んだり、実技で学べる資格ではないが、お菓子作りの知識は実践に活かせる
- お菓子作りの上達にも、お菓子に関わる仕事にもつながる資格
メリット、デメリットから、製菓アドバイザー資格の魅力をまとめました。
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