近年、AI技術の進化により、普段の生活にもAIを利用したさまざまなサービスが台頭し始めています。
特にAIチャットボットは、汎用性の高さから世界を変えると期待のツールです。
その中でもOpenAIが提供している「ChatGPT」は、AIチャットボットの代表的な存在。
多くのメディアがその高度な自然言語処理と応答能力に今後の可能性を感じています。
しかし、AIチャットボットは、ChatGPT以外にも面白い機能をもったサービスがいくつも登場しています!
本記事では、ChatGPTに似たサービスをご紹介し、話題沸騰中のAIツール5選をご紹介。
- Google製のAIチャットボット「Bard」
- ChatGPT+Edge「Bing」
- プログラマーの相棒「DuckAssist」
- イラストを描いてくれるAI「Chatsonic」
- 有名人の人格AIと会話できる「character.ai」
ChatGPT以外のAIチャットボットに興味のある方は、ぜひご一読ください。
Google製のAIチャットボット「Bard(バード)」
Bard(バード)は、検索エンジンで有名なGoogleがChatGPTに対抗するため開発したチャットボット。
AIエンジンとしてLaMDA(Language Model for Dialogue Applications:ラムダ)というChatGPTとは別のAIエンジンを搭載しています。
ChatGPTと同様に対話形式でさまざまな質問に対し、人と区別がつかない高度な文章表現で回答してくれます。
最新情報も学習
Bardの最大の特徴は、最新の情報に関して回答できる点です。
ユーザーの質問に対して事前に学習しているデータとインターネット上のさまざまな情報源からのデータを統合して回答を提示。
ChatGPTでは、2019年までの情報しか回答できないのでこの点は大きな特徴。
類似回答を提示可能
Bardは、質問への回答時に複数の類似した回答を提示。
3候補が提示されそれぞれの質問に対して別観点の回答や言い回しを変えた回答などを提示してくれます。
これにより、ユーザーは異なる視点から情報を得ることができ、より深い理解を得ることが可能。
ちなみにBardは鳥ではなくて詩人という意味。
ChatGPT+Edge「Bing(ビング)」
「Bing」は、Microsoftが提供している検索エンジン。
検索時の処理にChatGPTを搭載しており、入力された検索内容に対して柔軟な理解を行ってくれます。
最新の情報も回答可能
Bingは、検索エンジンにChatGPTの機能と搭載しているため、扱う情報は、インターネット上の最新情報を検索結果として提示できます。
さまざまなトピックに関する最新のニュースや情報をリアルタイムで取得。
あなたの質問に対して、即座にわかりやすい表現で回答してくれます。
情報源を表示可能
Bingは、回答の根拠となる情報源を表示する機能を備えています。
AIチャットの利用において問題となる事項の1つに回答の根拠という点。
これは、AIチャットが学習している情報をユーザーはすべて把握していないのでどの情報に基づいて回答しているのか分からず
回答の根拠がわからないという問題です。
Bingでは、この問題を解消するための手法として回答時にどのウェブ記事を参考に回答したか提示。
ユーザーは、回答がどの情報源に基づいているのかを確認できるため、回答の正確さを調べる事ができます。
プログラマーの相棒「DuckAssist(ダックアシスト)」
「DuckAssist」は、プログラマー向けに開発されたAIツール。
その機能は、ChatGPTに匹敵する能力を持っていると言われています。
DuckAssistを利用することで、プログラミングの作業効率を向上させることが可能です。
検索式入力方式
DuckAssistの質問入力形式は、ChatGPTのような対話形式ではなく検索形式を採用。
ユーザーは、プログラムコードを検索式として入力することで、関連する情報や解説を提供します。
動かないプログラムコードの改善案の提示はもちろんより性能の高いコードに改良する方法なども回答してくれます。
Wikipediaと連携
DuckAssistは、Wikipediaと連携し情報の取得が可能。
プログラミング手法やプログラミング言語に関してのWikipedia上の情報も回答時に合わせて回答してくれます。
DuckAssistとWlikipediaを並行して利用する必要がなくなるので作業効率を大幅に向上できます。
イラストを描いてくれるAI「Chatsonic(チャットソニック)」
「Chatsonic」は、イラストや図などの作成に特化したAIチャットボット。
ChatGPTに似た機能に加えて、絵や図形の作成が可能。
ユーザーの質問に対して、リアルタイムで絵を描き出すことができます。
イラストや図表を使ってわかりやすく説明してほしい際などに重宝します。
作図や作画が可能
現状、ChatGPTでは文章での回答と簡単な表の出力しか対応しています。
しかしChatsonicは、絵や図形の作成が可能。
文章でどんなイラストを作成してほしいか入力するとその内容に沿ったイラストを描いてくれます。
追加質問で調整することもできるのでイラストを描くのは苦手だけどこんなイラストが見てみたい!
という方にはおすすめのサービスです。
音声入力が可能
Chatsonicは、質問入力時の方法としてテキスト入力に加え音声入力に対応。
パソコンやスマホに向かって話しかけたり質問を受け付けます。
テキスト入力に比べてより簡単かつスピーディーに質問が可能であり、非常に便利な機能です。
有名人の人格AIと会話できる「character.ai(キャラクターエーアイ)」
最後に一風変わったAIチャットサービス「character.ai」をご紹介します。
character.aiは、事前に学習させた人格AIとの対話を楽しむことが可能。
AIと会話するという興味深い体験ができるサービスです。
多様な人格AIを提供
character.aiは、マイケル・ジャクソンやイーロン・マスク、任天堂キャラクターのマリオなど過去、現代、2次元かかわらずさまざまなAI人格を提供。
もちろん本人ではないので回答の正確さは、保証されていません。
しかし、自分のお気に入りの有名人やキャラクターと会話のシミュレートできる点が非常に魅力的なサービスです。
オリジナル人格AI作成可能
character.aiでは、登録されている人格AIとは別にユーザー自身がオリジナルの人格AIを作成することが可能。
どんなAI人格にしたいのか特徴を入力してあげたり会話を繰り返すことであなただけのAI人格が作成できてしまいます。
自分自身の好みや特徴を反映させたAIとの会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、ChatGPTに似たAIチャットボッㇳサービスをご紹介しました。
本記事でご紹介したサービスの比較表は以下。
サービス名 | 提供会社 | 特徴 | 日本語対応 |
---|---|---|---|
Bard |
|
◯ | |
Bing | Microsoft |
|
◯ |
DuckAssist | DuckDuckGo |
|
◯ |
Chatsonic | Writesonic |
|
◯ |
character.ai | Character AI |
|
◯ |
これらのAIツールは、さまざまな分野で活用され、その便利さや効果が話題となっています。
本記事でご紹介した特徴とあなたの目的やニーズにマッチするサービスを選んで見てください。
関連記事
テックアカデミーがしっかりサポート
はじめてのプロンプトエンジニアリングコースをチェック!
受講終了後もカリキュラム閲覧OK