スマホの普及により子供からお年寄りまでさまざまな人がインターネットを利用しています。
便利になった反面、情報の盗聴やプライバシー情報の流出などリスクも増加。
その対策としてVPN(Virtual Private Network)は非常に重要なツールとなっています。
しかし、一部の方々はVPNを使用すると、通信速度が極端に遅くなるという声も上がっています。
この記事では、そんなVPNが遅くなる理由と、その対策について詳しく解説。

最後まで読んでいただきストレスのないインターネット環境を構築するための参考にしてください。
VPNとは
まずは、VPNについておさらいしていきましょう。
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上でデータを暗号化し、安全に送受信するためのサービス。
暗号化に加えて中継サーバを経由することで通信先にあなたの情報を隠す匿名化機能も提供しています。
これにより、インターネット利用時のプライバシー情報の流出やセキュリティリスクを軽減。
VPNは、契約費用も安価で月額数百円程度で初められるので手軽にセキュリティ強化をしたい場合は、おすすめのサービスです。
VPNを利用して通信が遅くなる5つの原因
簡単にセキュリティを高められるVPNですがVPNを利用すると通信速度が低下することがあります。
主な原因は、以下。
原因①:同じ接続先を利用しているユーザーが多い
原因②:通信データ量が多いコンテンツを利用している
原因③:VPNサービスのトラブル・障害が発生している
原因④:接続先サーバーとの距離が遠い
原因⑤:VPNサービスの回線品質が悪い
順番にご説明していきます。
原因①:同じ接続先を利用しているユーザーが多い
中継サーバーに多くのユーザーが接続している場合、中継サーバーの処理が追いつかなくなります。
結果として通信速度の制限がかかり通信が遅いと感じてしまいます。
利用者が多くなる夜間などに通信が遅くなるが、早朝や日中帯など利用者が比較的少ない時間帯は、遅延しないという方は、この可能性が高いです。
原因②:通信データ量が多いコンテンツを利用している
VPNは、中継サーバーを利用した通信や暗号化を行っている関係で大容量の通信を苦手としています。
そのため、動画ファイルの一括ダウンロードやゲームのダウンロードなどデータ量の多い通信を行った場合、他の通信に割く帯域がなくなってしまい遅延が発生します。
原因③:VPNサービスのトラブル・障害が発生している
VPNサービスは、極稀にではありますがトラブルや障害が発生することがります。
中継サーバーや接続アプリケーションの障害が発生した場合、サービスが利用できなくなったり軽度のものであれば遅延や通信の瞬断などが発生します。
原因④:接続先サーバーとの距離が遠い
インターネット通信は、接続先との距離が遠ければ遠いほど通信が遅くなります。
そのため接続先の中継サーバーへの物理的な距離も通信速度に影響。
日本の中継サーバーに接続している場合とアメリカの中継サーバーに接続した場合だとアメリカの中継サーバーのほうが通信が遅くなります。
原因⑤:VPNサービスの回線品質が悪い
VPNサービスは、サービスによって回線品質が変化。
通信プロトコルの種類や暗号化手法、提供している中継サーバーの性能などさまざまな要因があります。
また、あなたの自宅に設置されている通信機器との相性などの可能性もあります。
VPNで通信が遅いときの対策5選
VPNの利用によって通信が遅くなる原因がわかったところでここからは、それを改善する方法をご紹介。
対策①:VPNサービスの通信プロトコルやポートを変更する
対策②:別のVPNサービスに切り替える
対策③:ネットワーク機器やパソコン・スマホを再起動する
対策④:別の接続先に変更する
対策⑤:VPNサービスのサポートへ問合せする
これらの対策を取ることで通信速度の改善が期待できます。
それぞれご説明していきます。
対策①:VPNサービスの通信プロトコルやポートを変更する
一部のVPNサービスでは、通信プロトコルやポートをカスタマイズできるサービスが可能。
通信プロトコルは、インターネット通信を行う際の通信手法、ポートは、複数の通信を同時に行う際に利用する番号のようなものです。
これらをカスタマイズできるVPNサービスの場合、通信プロトコルやポートを変更することで通信速度も改善されます。
とくに初期設定されているポートは、多くの利用者が使っている番号なのでこちらを変更することで改善される可能性は高いです。
対策②:別のVPNサービスに切り替える
原因でもお伝えしたようにVPNサービスによって速度や性能が異なります。
また、あなたの自宅のネットワーク機器との相性の可能性も。
そのため、VPNサービスを別のサービスへ変更も通信速度の改善が見込めます。
無料期間や返金対応のあるVPNサービスをいくつか試して一番あなたの環境や使い方にあったVPNサービスを検討すると良いでしょう。
対策③:ネットワーク機器やパソコン・スマホを再起動する
通信遅延は、VPNサービスの問題ではない場合もあります。
例えば、あなたの自宅に設置されているネットワーク機器やインターネットを利用しているパソコン、スマホの不具合など。
そういったケースでは、原因がわかる場合は、適切な対処、不明な場合は、再起動を行い設定情報やキャッシュをクリアすることで改善されることがあります。
急に通信遅延が発生した等の場合は、ネットワーク機器やデバイスの再起動してみましょう。
対策④:別の接続先に変更する
VPNサービスの接続先中継サーバーの変更も通信速度の改善には有効。
速度遅延が気になる際は、他の中継サーバーに切り替えてみましょう。
また、VPNサービスによっては、中継サーバーごとの利用者数が表示されていたり混雑度を教えてくれるサービスもあります。
そういったサービスなら混雑していないサーバーに切り替えることをおすすめします。
対策⑤:VPNサービスのサポートへ問合せする
問題が解決しない場合、VPNサービスの障害やトラブルの可能性があります。
問い合わせ窓口やサポートに問合せてみましょう。
サービス側に問題がないかの調査やあなたの設定内容に問題がないか確認してくれます。
迷ったならこちらを選ぼう!おすすめのVPN
今回は、おすすめのVPNサービスを3つご紹介。
特徴と価格も合わせてご紹介しますのでVPNサービス選びの参考にしてください。
- 王道VPNサービス「NordVPN」
- コスパ最高「AtlasVPN」
- 中国に強い「スイカVPN」
順番にご紹介していきます。
王道VPNサービス「NordVPN」
NordVPNは世界的に有名なVPNサービス。
通信には独自開発した通信プロトコルを採用しており高い品質を提供。
また、接続先サーバー数も多く、安定して使いたいならおすすめです。
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コスパ最高「AtlasVPN」
AtlasVPNは日本の企業が提供してくれるVPNサービス。
低価格、セキュリティが標準搭載と他にはない特徴が満載。
コストパフォーマンスがいいサービスを求めている方におすすめです。
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中国に強い「スイカVPN」
スイカVPNは中国で特に信頼性の高い接続を提供するVPNサービス。
中国で使いたいという場合はスイカVPNがおすすめ。
価格は、月額998円からとなっています。
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まとめ
今回は、VPNが遅いと感じたときの原因と対策についてご紹介しました。
本記事の内容をまとめると以下。
VPNは、インターネットのセキュリティを向上する為、便利なツールです。
しかし通信速度が低下する原因となってしまうこともあります。
あなたの通信速度がVPNによって遅くなってしまった際には、本記事に記載の改善方法を試してみてください。