Unity ロックマン風2Dアクションの作り方8 敵キャラを増やす 7種類の行動パターンを実装する | Unity入門の森 ゲームの作り方

Unity ロックマン風2Dアクションの作り方8 敵キャラを増やす 7種類の行動パターンを実装する

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この講座はロックマン風2Dアクションの作り方講座の第8回です。

前回はショットや敵キャラクターや被弾処理などの戦闘システムの実装を開始しました。

前回の記事:

Unity ロックマン風2Dアクションの作り方7 ショット攻撃・敵エネミー・被ダメージ処理の実装
この記事はロックマン風2Dアクションゲームの作り方講座の第7回です。 ここまででスクロールやマップ切り替えしながら分割されたステージ全体をプレイヤーキャラクターが進めるようになりました。 前回の記事: ここからはメイン要素の1つでもある2D...

今回は様々な行動パターンを持つザコ敵を増やしていきます。多くの種類の敵を作成してステージにバリエーションを持たせられるようにしましょう!

作る敵の種類は以下の通り。

  1. ヘビ(Snake) プレイヤーが近づくと加速する
  2. オオカミ(Wolf) 壁にぶつかると方向転換
  3. カエル(Frog) プレイヤーの方を向き前方にジャンプする
  4. ハチ(Bee) 空中で上下に往復移動する
  5. カラス(Crow) 空中で横向き移動
  6. サカナ(fish) 水中を移動
  7. サソリ(Scorpion) 横方向に飛び道具で攻撃

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全エネミー共通クラスの拡張 敵被弾・被撃破処理の実装

前回扱ったDOTweenを用いて敵が撃破された時の処理を共通クラス内に書きこんでいきます。

EnemyBase.csを修正

  • ボス敵の実装に備えてisBossパラメータを増やしましたが、今章では使用しません(全てのザコ敵でオフ)。
  • sprite_Defeatパラメータに画像をセットすると撃破時にこの画像を表示するようになります。省略可(未セット=nullならその処理を省く)。

被弾時のアニメーションをDOColorで、被撃破時の点滅をDOFadeのループで実装しています。

TweenにおいてOnCompleteオプションを付与する事で、再生完了のタイミングで任意のメソッドを呼び出せるようになります。

 

この後各種ザコ敵の動作の制作に入っていきますが、BodyAttackColliderオブジェクトについては全ての敵にそれぞれ子オブジェクトとして付加するのでプレハブ化しておきましょう。

 

ザコ敵1:ヘビ(Snake) プレイヤーが近づくと加速する

前回作成したEnemy_Snakeクラスを拡張し、まずはヘビの動作を完成させていきます。

  1. 普段は地上で静止している
  2. アクターが近づくと自身もアクターに向かって移動開始(加速)
  3. アクターが離れると減速して静止する

Enemy_Snake.csを修正

テストプレイしながらの調整を行いやすくするため、移動速度などのパラメータはInspectorから指定する形をとっています。

講座では以下のような設定にしておりますので、困った方は参考にしてみてください。

 

おおむね以下のような挙動になっていれば成功です。

 

ザコ敵:ヘビが完成したらプレハブ化します。Assets/Prefabs以下にEnemyフォルダを作り、その中に格納すると良いでしょう。また、Scriptsフォルダ以下にもEnemyフォルダを作りEnemy関連のスクリプトをまとめて格納しておくと良いでしょう。

プレハブ化出来たらシーン上から次のザコ敵制作で使いまわせるように右クリック→[Prefab]→[Unpack]を選択してプレハブとの繋がりを解除しておくと良いでしょう。

ちなみにInspectorビュー上の各コンポーネント名右側にある縦の[…]マークをクリックし、[Remove Component]を押下するとそのコンポーネントを取り外せます。「オブジェクトは使いまわすけどこのコンポーネントはいらない」という時に使えるので覚えておきましょう。

以降、新しい敵キャラを作成した後は

  1. 完成した敵オブジェクトをプレハブ化して保存
  2. プレハブをアンパック
  3. Enemy_○○オブジェクトの名前を変更
  4. スクリプトを新しく作成したものに付け替え
  5. インスペクターの数値とSpriteの変更&コライダーの大きさを自動調整
  6. 動作テスト

このような流れでザコ敵を1体ずつ実装します。最後まで一緒に制作していきましょう。

ザコ敵2:オオカミ(Wolf) 壁にぶつかると方向転換

まずは先ほどUnpackしたEnemy_Snakeのオブジェクト名をEnemy_Wolfに変更します。そしてEnemy_SnakeコンポーネントをRemoveしておきましょう。このオブジェクトを次は新しいザコ敵Enemy_Wolfに作り替えていきます。

今回用いるサンプル画像:Textures/Enemies/wolf1.png~wolf5.png

行動パターン

  1. 地上を直進する
  2. 壁にぶつかると方向を反転して直進する

Enemy_Wolfクラスを作成し、Enemy_Wolfオブジェクトにアタッチします。

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まとめ

(↑7種類のザコ敵を配置してみました。倍速です)

以上で7種類のザコ敵の作成を完了しました。一通りの流れを覚え、余裕が出てきたらぜひあなたオリジナルの敵の作成にもチャレンジしてみてください!

次回はステージ上に配置できる各種障害物(ギミック)を順番に作成していきます。これでバリエーション豊かなステージを作れるようになります!引き続き開発がんばっていきましょう。

次の記事:

Unity ロックマン風2Dアクションゲームの作り方9 マップのギミックを全種類実装
この講座はロックマン風2Dアクションの作り方講座の第9回です。 前回は様々な行動パターンを持つ敵を一通り実装しました。 前回の記事: 今回はステージ上に配置する障害物(ギミック)を増やしていき、より遊びごたえのあるゲームに仕上げていきます。...

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