「キャラデザをやってみたいけど考え方がわからない」
そんな風に悩んだ経験はありませんか?
今回はキャラクターの立ち絵を作っていくために、キャラクターデザインのやり方をお伝えします。
1人の人物を生み出す作業なのでとても難しいイメージを持ちやすいですが、とても簡単に作っていくことができます。
ここから実際に作り上げていきましょう。
キャラデザ初めての私がキャラクターをデザインするなんて無理だよ…
大丈夫です。
とても簡単にできるのでゆっくり作っていましょう。
前回の講座はこちら。
実際の作業の様子はこちら。
キャラクターデザインってどうすればいいの?
「キャラクターデザインをする」といってもどんなことから始めたら良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
1人の登場人物を一から作り上げていくのはとても難しいですよね。
難しい時は考えられる簡単なことから始めていきましょう。
まずはキャラクターに役割を与えてあげることが大切です。
早速始めていきましょう。
キャラクター設定を考える
まずはキャラクターの役割を明確にするところから始めていきましょう。
ストーリーに登場するキャラクターは、それぞれ特定の役割を担っています。
例えば、主人公、ライバル、助手、悪役などです。
それぞれのキャラクターには、物語の進行において果たすべき役割があります
キャラクターの設定をするにあたって、そのキャラクターがどのような役割を担い、どのような性格や特徴を持っているかを明確にすることが重要です。
今回は『ヒロインに位置するキャラクター』『女の子』『高校生』という役割を持ったキャラクターを制作していきます。
設定をもとにキャラクターをデザインする
先ほど考えたキャラクター設定を元に簡単にデザインを描き起こしてみましょう。
無理に考えて描き込もうとすると行き詰まる原因となるので特徴を特に描き込まずに描き起こすところから始めてください。
下画像のように素体をあらかじめ作っておくことで描き起こしやすくなるのでおすすめです。
先ほど「女の子 ヒロインに位置するキャラ 高校生」という設定でキャラクターを作ることを決めました。
設定案を考えるときは1体だけ考えるのではなく、2体か3体ほど考えておいた方がピンとくるキャラクターができやすいです。
キャラクター設定案を描く前に、素体のうえにレイヤーを追加して、透明度を変更しておきましょう。
こうすることで素体をベースにキャラクターのデザインをすることができます。
私はこんな感じで2体のキャラクター案を考えてみました。
<キャラクターデザイン案1>
<キャラクターデザイン案2>
キャラクターに特徴をつけよう
簡単な役割を与えられたキャラクターが描き起こせたら、次はキャラクターに特徴を与えていきます。
キャラクターもそれぞれ性格や趣味嗜好が違います。
それを明確にさせることで、キャラクターの考え方や感じ方の違いも違和感なくプレイヤーに与えることができるのです。
早速細かい設定を考えてみましょう。
細かい設定を考える
次に、キャラクターの細かい特徴を決めていきましょう。
キャラクターの細かい特徴を作ることは、そのキャラクターをより深く理解し、物語や世界観を豊かにするために非常に重要です。
性格、容姿、衣装、アクセサリー、特技、武器、言動など、どのような特徴を持たせるかを検討して、イメージを固めましょう。
キャラクターの性格を詳しく描写することで、そのキャラクターがどのような人物なのかを他社視点からも明確にさせることができます。
例えば、内向的で恥ずかしがり屋なキャラクターならば、表情や立ち方などを掘り下げて描写することが重要です。
考えた設定を盛り込んでキャラクターに特徴をつける
特徴のつけ方もわかったところで特徴を加えてよりキャラクターを魅力的にしていきましょう。
先ほどヒロインキャラを2体ほど描きました。
この二人をそれぞれの性格や特徴を考えつつ描き込んでいきましょう。
それぞれの性格や設定を軽く書き出してみました。
<長髪キャラ>
- 吹奏楽部
- 大人しくおちついている
- 常に冷静
<ショートキャラ>
- 美術部
- 元気で明るい性格
- 表情豊か
以上の設定から少し描き込みを加えてみました。
長髪キャラの方は制服をネクタイにしていたので音符のネクタイピンを加えて音楽好き・楽器好きなイメージを与えています。
ショートキャラの方は見た目から美術部だとわかるようにパレット型の髪飾りをつけています。
最初に加える特徴はこのくらいで大丈夫です。
最初から細かく描いておくと後々混乱してしまう原因となるので特徴は大きくてぱっと見てわかりそうなものから始めましょう。
性格や特徴は設定シート内に書き加えておくと後から見返したときに思い出しやすいです。
キャラクターの表情差分を考えよう
次にキャラクターの表情差分を考えてみましょう。
ここでは実際に描くことはせず、どんな感じの表情を加えるかを考えていきます。
今回はホラーゲームの立ち絵を作っていくので、
- 驚き
- 狂気
- 恐怖(キャラ設定によっては泣き顔)
- 笑顔
- 真顔
などが良いかと思います。
他にもゲームのジャンルによっては『あきれ顔』『照れ顔』などを加えると良いでしょう。
ジャンルに沿った使いやすい表情差分を作ることで、よりゲームの魅力を引き出すことができます。
ポーズ差分を考えよう
さて、キャラクター案がだいぶできあがってきたところでポーズ差分を考えてみましょう。
ポーズ差分とは名前の通りキャラクターの立ち絵以外のポーズを考えることです。
例えば、驚き顔の時に手を胸の前に上げるポーズをさせることでよりキャラクターに動きを付けさせることができます。
このようにキャラクターに動きを付けさせることでよりゲームを盛り上げることができるでしょう。
こちらも今回は描き出すのではなく、少し考えておく程度で大丈夫です。
どんな表情にどんな動きをつけることでゲームを惹き立たせるのかを考えながらポーズ差分を決めてみてください。
まとめ
- まずは簡単なキャラクターの性別などを考える
- より特徴あるキャラクターにするために個性をデザインする
- キャラクターの差分を考える
今回は『立ち絵講座②キャラクターデザイン』についてご紹介しました。
まだ本格的に描き始めてはいないですが、ここでしっかり基礎を固めておかないとのちのち失敗の原因になります。
キャラクターの設定や背景、どのような差分をつけるとゲームがより盛り上がるのかを考えつつキャラクターを考えていきましょう。
次回はいよいよ本格的な描き込み作業『ラフ制作』に入ります。
魅力的なキャラクターを一緒に作り上げていきましょうね!
続きはこちら。
コメント