ゲームカスタマーサポートはきついし病む？仕事内容・やりがい・必要スキルまとめ

高い専門スキルがなくてもゲーム会社で働くことができるのでしょうか？
ゲームの仕事といってもさまざまな職種があり、その中にゲームカスタマーサポートというものがあります。　

ゲームカスタマーサポートは、ユーザーの問い合わせやクレームの対応、またユーザーの意見やフィードバックを開発部へ報告する仕事を行います。
ビジネスマナー、ゲームやサービスの知識、忍耐力といったスキルが必要な仕事です。

しかし、ネットなどで検索すると「きつい」「病む」といった印象を持っている方もいます。

この記事では、ゲームカスタマーサポートの仕事内容、やりがいと必要なスキルについて取り上げます。

ゲームカスタマーサポートとは

ゲームカスタマーサポートの主な仕事は、ユーザーからの質問、要望、クレーム、技術的な問題の問い合わせに対してサポートすることです。

そしてユーザーからの貴重な意見を集め、開発部に報告するという大切な仕事も行います。

ゲームカスタマーサポートの仕事内容

では具体的に、ゲームカスタマーサポートの仕事内容をみてみましょう。

先ほど述べたとおり主な仕事は、以下の二つです。

では、詳しくみていきましょう。

ユーザーからの問い合わせ対応

電話・メール・チャットを使ってユーザーから寄せられるさまざまな意見の対応を行います。

問い合わせの内容は、サービス内容や操作方法、不具合についてなど様々です。
基本的には、会社指定のマニュアルに沿って応対していくので比較的働きやすい仕事と言えるでしょう。
もし自分では応対しきれない内容だった場合は、より詳しい専門のスタッフに引き継ぎます。

新しいゲームがリリースされた時や、サービスの内容に不具合が生じた時は特に多くの問い合わせがくるでしょう。
特にソーシャルゲームやオンラインではそのようなケースが考えられます。
問い合わせが集中している時でも、スピード感を持って対応しなければなりません。

ユーザーの意見を開発部に報告

ユーザーから得た意見やフィードバックを集め、開発部に報告する仕事もあります。

問い合わせと聞くと苦情をいうイメージがあるかもしれませんが、ポジティブな意見や、開発にとって貴重な提案も多く含まれています。
これらの意見を活かすなら、サービスの改善や新しい機能の開発に繋げることができるでしょう。

このように、カスタマーサポートはサービス向上のための大切なポジションにいます。
ですから、ユーザーからの生の声をしっかりと聞き、正しく開発部に報告することがとても大切です。

ゲームカスタマーサポートはきついし病む？

ゲームカスタマーサポートの仕事は、他のカスタマーサポートの職と同様に、一定の挑戦とストレスを伴うことがあります。

これが「きつい」と感じられるかどうかは、個人の性格や経験、職場環境によって変動。

ゲームカスタマーサポートが厳しいと感じられる可能性のある要因は以下のとおり。

くわしく、見ていきましょう。

プレイヤーからの感情的な対応

プレイヤーからの問い合わせは時に感情的になりがちです。これに冷静に対応することは、精神的に負担になることがあります。

感情的になっている人に対しての対応は気を使うので、それらが続くとつらいと感じてくる可能性も。

ゲームリリース後の問い合わせの急増

 新しいゲームのリリースや大きなアップデートの際には、サポートリクエストが急増。

問い合わせが激しく、忙しすぎてストレスにつながることがあります。

 

その他、会社によっては不規則な勤務などさまざまなきつい、病みそうと感じる場面があり、しんどいのも事実

しかし、カスタマーサポートは他にはないやりがいがあります。

ゲームカスタマーサポートのやりがい

次にゲームカスタマーサポートのやりがいについて取り上げます。

では、一つずつみていきましょう。

ユーザーの声を一番に聞くことができる

ゲームカスタマーサポートは、ゲーム業界の様々な仕事の中で、一番にユーザーの意見やフィードバックを聞けるポジションにいます。

ユーザーからの問い合わせ内容は実に様々ですが、相手の人柄により同じ質問であっても対応の仕方を変える必要があります。
自分の案内でユーザーの不安を解決できた時は、とてもやりがいを感じるでしょう。

マナーやゲームの知識が身につく

基本的なマナーとして丁寧な言葉遣い、わかりやすい受け答え、問題解決のためのサービス精神などが身につきます。

対応の仕方によって、相手の反応は良くも悪くも変化し、ゆくゆくは会社の評判にも関わります。
マナーの良い対応ができて相手に感謝された時は、やりがいを感じる瞬間となるでしょう。

また、日々アップデートされるゲームのサービスに順応する必要があるので、最新のゲーム知識を身につけることができます。
その経験は、努力次第でキャリアアップにも活かすことができるでしょう。

ゲームカスタマーサポートに必要なスキル

ユーザーと直接会話することになるため、会社のイメージにも関わることになります。
会社の顔として大事なポジションにいるという意識を持つことはとても大切です。

ではどのようなスキルが必要でしょうか。

以上のスキルは、カスタマーサポートの仕事をする上で役立ちます。
それでは詳しくみていきましょう。

ビジネスマナー・コミュニケーション能力

ビジネスマナーとコミュニケーション能力はカスタマーサポートに不可欠のスキルです。

丁寧な言葉遣い、わかりやすい受け答えなどの他にも、ユーザーに合わせた臨機応変な対応力が必要です。
ユーザーの立場に立って、どのように説明すれば理解してもらえるか考える必要があるでしょう。
また、問い合わせが集中している時でも、正確でスピード感のある対応が求められます。

文章力も必要です。
ユーザーへのメール返信や開発部の報告書を送る際は、正確で読みやすいものでなければなりません。

ゲーム、サービスの知識

問い合わせの内容は主にゲームの内容や操作方法になるため、自社のゲームやサービスの知識を学ぶことが必要です。
また開発部に正しい情報を報告するために、サービスや業界用語を理解している必要があります。

ゲームに日ごろから触れており、興味関心がある人は向いている仕事といえるでしょう。

忍耐力

残念なことですが、理不尽なクレームにも対応しなければいけないことがあります。
そのような時でもマニュアルに沿って感情的にならず、冷静に対応するには忍耐力が必要です。

可能なら外国語能力

今やゲームは国内だけではなく様々な国で発売・配信されています。
そのため、海外や国内で外国のユーザーからの問い合わせが増えており、英語などの外国語に対応できる人材が必要です。
外国語のスキルがあるのなら、面接の際は必ずアピールをしましょう。

専門学校などでさまざまな勉強が可能です。

ゲームカスタマーサポートになるには

最後に、ゲームカスタマーサービスになる方法を取り上げます。

アルバイト募集もあり、他に比べて入社のハードルは低め

求人を検索すると、ゲームカスタマーサービスの募集を見ることができます。
応募人数がクリエイターに比べて少ないので、とにかくゲーム会社で働きたいという人は、ゲームカスタマーサポートに応募してみましょう。

正社員だけではなくアルバイトの募集もあり、比較的入社のハードルは低い職種といえます。

昇進のチャンスもある

キャリアアップとして、カスタマーサポートとしてのスキルを磨き、マネージャーなどのポジションを目指すことができます。

また、いずれゲーム開発側で働きたいという人は、ゲームカスタマーサポートで得たゲームの知識やユーザーへの理解を自分の強みとして活かすことができるでしょう。
ゲームプランナー側とのつながりを強くし、ゲーム開発側のキャリアチェンジに挑戦する道もあります。

まとめ

ゲームカスタマーサポートは、ユーザーの質問、要望、クレーム、技術的な問題に対応し、ユーザーから得た意見をまとめて開発部へ報告を行います。
ビジネスマナー、ゲーム・サービスの知識、忍耐力といったスキルが必要な仕事です。
また、外国語能力はカスタマーサポートの仕事で喜ばれるスキルです。

ユーザーの生の声を一番に聞き役立つ情報を提供できた時、ゲームカスタマーサポートのやりがいを感じるでしょう。
応対のマナーやゲームの知識を学びながら経験を積み、努力次第でゲーム開発にキャリアチェンジする道もあります。

今はスキルが足らないと感じていても、いずれはゲーム開発にも携わりたいと思っている人はともかくゲーム業界に飛び込んでみるのも一つの方法です。
ゲーム会社で働いてみたい！という人はゲームカスタマーサポートに応募してみてはいかがでしょうか。