シナリオライターはつらい・しんどいって本当？それでもなりたいあなたへ

シナリオライターになりたい！

物語が好きで、書くことが好きなあなたはそう思ったことがあるのではないでしょうか。

自分で考えた物語が形となり、世に生み出され、お客さんの手元に届くなんて、とても素敵な職業ですよね。

そんな華やかな印象のあるシナリオライターですが、その裏で「つらい・しんどいことはないのか？」と疑問が浮かんでしまいますよね。

今回はそんな疑問を解消するために解説していきます。

シナリオライターの仕事とは？

シナリオライターとは、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、漫画原作など、様々な分野において、話の流れや設定・構成を組み立てる仕事です。

つまり「物語を作る」仕事といえます。

昨今においては、ゲーム需要の拡大により、アプリゲームが急増しているため、ゲームシナリオライターの需要も高まっています。

この記事では、ゲームシナリオライターの話を中心に解説します。

シナリオライターのここがつらい・しんどい

結論からいうとシナリオライターにも、もちろん「つらい」「しんどい」場面はあります。

ここから詳細について解説していきます。

シナリオを書かせてもらえない

「物語を作る」仕事ではあるものの、クライアントから提供されるプロット内容に縛りが多かったり、せっかく完成したシナリオに、プロデューサーなどの意見を反映させなければならなかったりと、自分自身の書きたいシナリオが書けない場合があります。

「自分の考えた物語が書きたいから、シナリオライターになったのに・・・」とギャップを感じる人も少なくありません。

生みの苦しみがいつも付きまとう

1からシナリオを書く場合も、用意されたプロットからシナリオを書く場合も、自分のアイディアを反映させる必要があります。

しかし、常に斬新なアイディアが溢れ出ているわけではありません。

「アイディアが浮かばず、筆が進まない」状態に苦しむ場面も珍しくないでしょう。

体力と精神が削られる

納期のある仕事のため、常に時間に追われている状態になります。

クライアントからの修正依頼が締切に近い場合には、徹夜での作業が必要になったり、まともな休憩が取れない日が続いたりすることがあり、体力と精神が削れていってしまいます。

収入が低い

企業に属しているシナリオライターの収入は企業によって様々です。

しかし、フリーランスの場合、1文字1円以下のような案件も存在します。

そうなると、案件を引き受けたとしてもシナリオだけで食べていけるほど稼ぐことができません。

仕事に安定性がない

これもフリーランスの場合になりますが、シナリオライターはプロデューサーなど縁のある人からの依頼によって成り立っています。

そのため、収入が年毎に大きなばらつきがあることも珍しくありません。

それでも書き続ける理由とは？シナリオライターのやりがい

「つらい」「しんどい」場面があっても、シナリオライターがシナリオを書き続けるのはそれに上回るやりがいを感じているからに他なりません。

どのような場面でやりがいを感じているのか、解説していきます。

作品を世に生み出せる

なんといっても、自分の考えた物語や、自分の書いたシナリオが作品として世に出た時の喜びは、自分のモチベーションにもなりますし、やりがいを感じられます。

人の心を動かせる

シナリオライターとは、自分の作品が公開され、お客さんの元に届けられた時、お客さんの心を動かせるかどうかが重要になります。

ゲームシナリオの場合、「小さい頃にプレイして感動した思い出がある」といった感想を聞いたことはありませんか？

自分が手掛けたシナリオが人の思い出に残るくらい心を動かせたとあれば、大きなやりがいを感じられます。

メンバーと1つの作品を創り上げられる喜び

シナリオライターは、プロデューサー、ディレクターなど他の人とも連携しながらチームとして作品を創り上げることになります。

同じ目標を持って一つの作品を創り上げた時の喜びは、それまでの努力や苦労が報われ、関わったメンバー全員で分かち合えるので、やりがいを感じられます。

幅広いコミュニケーション能力や知識を身につけられる

期日を意識しながら周囲の人とやり取りをする必要があるため、自然とコミュニケーション能力が養われます。

また、色々な作品に関わるということは、様々なジャンルの作品に関わるということ。

そのため、関わった作品によっては新しい気付きや知識を得られ、自分のスキルも向上します。

自分の成長を感じられることは、やりがいに繋がることでしょう。

それでもシナリオライターになりたい！どうすればなれる？

ここまで読んで、それでもシナリオライターになりたいと思ったあなたへ、シナリオライターのなり方を解説します。

シナリオライターになるための方法はいくつかありますが、今回は中でも取り組みやすい3つを厳選しました。

企業主催のコンクールに応募する

アプリゲームの開発会社がテーマを出題し、そのテーマに沿ったシナリオを公募する企画が定期的に行われている場合があります。

ここで入賞すると、自分のシナリオを元にアプリが制作される場合もあり、実績がつくと言えます。

また、企業側はコンクールを通じて人材を探している場合もあります。

これをきっかけに仕事の縁ができることも考えられるでしょう。

企業の求人広告をみて応募する

実務経験がない場合でも、比較的多くの関連企業で募集していることが多いです。

しかし「過去に発表したオリジナルの創作物を提出してください」のようにポートフォリオの条件は必須になってきます。

求人広告から応募を考えている場合は、オリジナルで何本か創作をしておくのがおすすめです。

専門学校で学び卒業する

シナリオライティングの基礎を学ぶことができる他、業界の仕組みや、作品を市場に出すための戦略についても学べます。

また、業界に繋がりがあるため、学校と付き合いのある企業への就職にチャレンジできるでしょう。

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まとめ

物語を考え、書くことが好きな人にとっては夢のような職業のシナリオライター。

しかし、大変なことも多いです。

それでも、シナリオライターを目指す人が多いのは「良い作品を創り上げる」ことが、どんなつらいことも苦労も払拭するほどの魅力があるということ。

ぜひ、そんなやりがいをあなたも味わって、自分の作品を人々に届けてください！

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