Unityエンジニアって実際にどんな感じで働いているの・・?
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事ではUnityエンジニアとして活躍している方にインタビュー。
お仕事内容や課題、大変だったエピソード盛りだくさんでお届けします。
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自己紹介をしてもらえますか?年齢や年収、Unityエンジニアとしてのキャリアやお仕事の内容について教えてください。
まずは自己紹介から。
私は30代後半で、年収は700万円ほどですね。
Unityエンジニアとしては8年間、ゲームエンジニアとしては10年以上の経験があります。
開発の最前線から、プロジェクトのリードまで幅広く手がけています。
作業内容としては、C#でのコーディングはもちろん、Shaderの作成やモックアップ用データの収集など、多岐にわたります。
また、チームメンバーのサポートやCICD※の構築、デザイナー向けツールの開発など、コーディング以外にも生産性を高めるための業務も担当しているんですよ。
Unityを使った開発では、ゲームだけにとどまらず、VTuberの運用やバーチャルライブの制作、映像作品の製作など、さまざまなプロジェクトに関わってきました。
特にゲーム開発では、プロトタイピングから始まり、基盤の構築、本番データの組み込み、リリースまで、長期にわたり幅広い範囲での作業が求められます。
設計やゲーム性を初期段階でしっかり固めておかないと、後半で大規模な修正が必要になることもありますから、慎重に進めていますね。
そして、Unity開発ではモバイルデバイスでの動作も多いので、厳しい環境下での動作を前提にした設計が必要になることが多いです。
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Unityエンジニア業界において現在直面している最大の課題は何だと思いますか?その背景にあるものは何でしょうか。
業界における大きな課題ですか。
うーん、多くの方が見た目の部分、つまりエフェクトやGUIなどの直感的にわかりやすい部分を作りたがる傾向にあるんですよね。
それで、システム側、例えばネットワーク通信やアセット管理、サウンド管理などの裏側を支える部分を手がけたい人が少なくなっています。
この部分は開発の根幹をなす重要な役割を担っているにも関わらず、あまり表に出ることがないので、地味と感じてしまう人もいるみたいですね。
結果、これらのシステム面の開発は経験豊富なベテランエンジニアが担当することが多くなります。
新人エンジニアに任せるにはリスクが大きい部分でもあるので、経験がないと手を出しにくいんです。
ただ、こうした作業をやりたがる人が少ないと、その分野に精通した人がいなくなるとプロジェクト自体が危うくなってしまうこともあります。
属人性を減らそうにも、引き受け手がいないという状況で、技術の継承が難しくなってしまうんですよね。
Unityは学生からでも手軽に始められるため、触れたことがある人は多いですが、実際の現場で使われているようなコードに触れた経験がある学生は少ないんです。
だから、実務で必要な経験を積むまでには、やはりある程度の時間が必要になりますし、即戦力となる人材を見つけるのも一苦労です。
Unityエンジニアとして仕事をしていて特に大変だったエピソードがあれば教えてください。
あるときですね、Asset Storeで購入したアセットが原因で、大変なことになったんです。
プロジェクトの途中で使っていたカメラ関連のアセットに不具合があることがわかったんですよ。
最初はうまく動いていたんですが、プロジェクトが進むにつれてパフォーマンスの問題が出てきて、カメラがうまく動かなくなってしまって。
他のプロジェクトで同じアセットを使っても問題なかったので、気づくのが遅れたんですね。
でも、リリース日は決まっているし、アセットを修正するのも難しい状況でしたから、結局はアセットを軽量化する方向で何とか対応しました。
この一件で、2週間以上もの時間を費やし、データの差し替えとチェックの繰り返しで、本当に大変だったんです。
この経験から学んだことは、Asset Storeのアセットも過信せず、いつでも代替えがきくようなバックアッププランを準備しておくことが大切だということですね。
これからUnityエンジニアとして活躍するために必要だと思うことは何ですか?
Unityエンジニアとしてこれからも生き残っていくためには、やっぱり常に最新の情報をキャッチアップしていくことが大事ですね。
Unityのアップデート情報はもちろん、他のゲームエンジンやエンジニアリング全般に目を向けておく必要があります。
特に、リアルタイムCGのクオリティが向上している昨今、Unreal Engineの技術動向も見逃せません。
プロジェクトによっては、Unity以外の選択肢を考えておくことも大切です。
さらに、AIクリエイティブの技術も急速に進化していますから、その分野にも注目しておくべきですね。
UnityもAIとの連携を強化していますし、制作を効率化するためにはAIを活用することも考えなければなりません。
GitHub Copilotなどを使って、コーディングの生産性を高めるのも一つの手です。
つまり、技術の進化に柔軟に対応しながら、新しいツールや方法を積極的に取り入れていく姿勢が重要だと思いますよ。
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まとめ
Unityエンジニアとして成功を収めたベテランの視点から、ゲーム開発の世界のリアルな経験、直面した挑戦、そしてこれからのエンジニアが生き残るために必要なスキルや心構えについての生の声をまとめました。
この体験談がUnityエンジニアになりたい方の役にたちますように。
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