Unityでゲームを開発したい。
開発したいと言っても、AppStoreで公開するのか、またはSteamで公開するのかで必要なOSが変わったりします。
具体的にはPC・Android・VR向けゲームを開発する場合はWindows OSでいいのですが、AppStoreで公開したい場合はApple製のMacパソコンが必要になります。
その他にも、
- CPUやGPUはどれくらいのものを積めばいいのか
- 2Dゲームと3Dゲームの開発で必要なスペックは違うのか
といったところで疑問を持つ方も多いでしょう。
どのパーツを性能がいいものにすればいいのか、どのパーツは気にしなくていいのかなど、スペック決めは知識が無いと難しいですよね。
そこで今回は、Unityを使ったゲーム開発に必要なパソコンのスペックを解説していきます。
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Unityでゲーム開発するために必要なPCスペック
まずは、Unityで開発するにあたって最低限必要になるスペックを紹介します。
最低要件 |
Windows |
macOS |
Linux |
---|---|---|---|
OSバージョン |
Windows 7, 10, 11 64bit |
High Sierra 10.13 以降 |
Ubuntu 20.04、Ubuntu 18.04、CentOS 7 |
CPU |
SSE2命令セットをサポートするX64 |
||
グラフィックスAPI |
DX10、DX11、DX12 対応のGPU |
Metal 対応の Intel と AMD GPU |
OpenGL 3.2 以降か Vulkan 対応の NVIDIA と AMD GPU |
※実際のパフォーマンスとレンダリング品質は、プロジェクトの複雑さによって異なります。(Unity 2020 LTSのシステム要件より引用)
また、開発したゲームを公開する場合の各プラットフォームと必要OSは以下の通り。
公開プラットフォーム名 |
必要OS |
---|---|
AppStore |
Mac |
WindowsStore |
Windows |
Google Play Store |
Windows |
最低スペックを見ても何のことかわからない、という方もいるかもしれませんが、基本的にはよっぽど古いPCで無い限り要件を満たしていると考えてよいです。
マシンパワーがあるのでデスクトップPCの方がおすすめではありますが、最近のPCであればノートパソコンでも通常のスマホゲーム開発であれば問題なく行えます。
まず大前提としてiPhoneやiPad用のゲームを開発したいかどうかですね。apple製の端末で遊べるゲームを作るためには必ずMacのXcodeと呼ばれる開発ツールが必要になります。これはWindowsでは使えません。
そのため、iPhoneアプリを作りたい場合はMac一択となります。
ですが、Androidアプリ、Steamやブラウザゲーム用途のPCゲーム、VRゲームを開発することが目的ならMacでなくても大丈夫です。
Macは最近出たMacBook Air M1シリーズ以外の価格がお高めなのでお財布と相談しながら選びましょう。ノート型PCでパワフルなMacBookでおすすめです。
Macを使ってのWindows向けの開発は可能なので、金銭的に余裕のある方はMacの購入を検討してみるのがおススメです。
そこそこのスペックで軽くて使いやすいノートPCを使ってUnity開発する場合はSurfaceシリーズも候補になってきます。
当サイトUnity入門の森の管理人ばこもモバイルゲーム開発などで軽量ノートPCを使いたい時はSurfaceシリーズを利用しています(重たい3DゲームやVRゲーム開発を行う場合はデスクトップPCを利用しています)。
また、VRゲームを開発する場合はPCとは別にVR端末を用意しておく必要が出てきます。Oculus Quest2を手に入れておきましょう。
ゲーム開発時には色々なソフトを起動しながら開発することが多いので、メモリを多く積んでおく(16G以上)ことが重要です。
積んでいるメモリが少ないと、保存ができていないのにソフトが急に終了してしまう、ということも起こりうるので、こまめな保存を心がけましょう。
ただし、例外として海外向けのモバイルゲームを開発する場合はそこまで高スペックなPCは必要なかったりします。
東南アジア圏や南米圏ではまだまだ最新のスマホが行き渡っていない地域も多く、低スペックでも動くゲームとして完成させることが要求されます。
処理が重たくて落ちてしまうゲームを作っても誰もプレイしてくれませんからね。
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2Dゲーム開発向けPC
2Dゲームの開発にはあまり高スペックなPCは必要ありません。
派手なエフェクトなどを多く付けたい場合は処理が重くなるので、3Dゲーム開発向けPCを買った方がいいので、そちらをご覧ください。
GALLERIA RL5C-G50
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
CPU |
Core i5-11400H |
GPU |
GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ |
16GB DDR4 SO-DIMM |
HDD/SSD |
512GB NVMe SSD |
光学ドライブ |
無し |
こちらはゲーミングノートPCとなっているので、モニターなどを持っていない方や、あまりスペースに余裕のない方にオススメ。
ゲーミングPCの中でもかなり安いので、低予算で開発環境を揃えたいと考えている方も要チェックです。
LEVEL-M05M-114-RFX-L
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
CPU |
Core i5-11400 |
GPU |
GeForce GTX 1650 4GB GDDR6 |
メモリ |
DDR4-2933 DIMM (PC4-23400) 8GB(8GB×1) |
HDD/SSD |
500GB NVMe対応 M.2 SSD |
光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ |
デスクトップPCはノートPCに比べて電源の電圧が高くなっているので、安定して動作します。
10万ちょっとで購入できるのも魅力。
デスクトップPCを使う環境が整っている方、安定した動作を求める方はこちらがオススメ。
3D・VRゲーム開発向けPC
3Dゲームの中でもVRゲーム開発をするなら、グラフィックボードが高性能かつメモリが16GB以上のものが好ましいです。
GALLERIA RM5R-G60S
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
CPU |
Ryzen 5 3500 |
GPU |
GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
メモリ |
16GB DDR4 SDRAM |
HDD/SSD |
500GB NVMe SSD |
光学ドライブ |
無し |
CPUがAMDシリーズなので、少し玄人向けの構成となっています。
3Dゲームは必要な容量も大きくなるので、予算に余裕がある方はHDDを増設することをオススメします。
LEVEL-R969-127-VAX
OS |
Windows 11 Home |
CPU |
Core i7-12700 |
GPU |
GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X |
メモリ |
DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2) |
HDD/SSD |
1TB NVMe対応 M.2 SSD |
光学ドライブ |
無し |
VRゲームを開発する場合は、GPUがかなり高性能でないと難しいので、こちらのPCがオススメ。
また、フォトショップなども併用しながら開発を行う予定がある場合はメモリを8~16GB増設したほうが動作は安定します。
迷ったらNM-C711SHR6ZNがおすすめ
OS |
Windows 10 Home 64bit |
CPU |
Core i7-11700 プロセッサー |
GPU |
GeForce RTX 3060 (ビデオメモリGDDR6 12GB) |
メモリ |
16GB PC4-25600 (8GB×2、DDR4-3200) スロット数:2 (空き 0)/ 最大32GB |
HDD/SSD |
SSD:256GB NVM Express SSD (M.2 PCI Express 接続) / HDD 1TB |
光学ドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ |
まよったらマウスコンピューターのNM-C711SHR6ZNがおすすめ。
CPU、GPU、メモリ、HDDとSSDの容量など、様々な面で高性能なパーツが揃っており、2D、3Dどちらの開発も行うことができるPCです。
もちろんVRを動かすことも可能なので、そちらの開発をしたい方にもオススメです。
またマウスコンピューターのサポートの良さも魅力。
開発だけではなく動画編集したい方もおすすめのPCとなっています。
Unity入門の森の管理人も日頃の開発はマウスコンピューターのPCを利用しています
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まとめ
今回は、Unityを使ったゲーム開発に必要なパソコンのスペックを解説しました。
今回の記事についてまとめると、
- iOSのアプリ開発にはMacが必須
- 2Dの開発は低スペックでも可能
- 迷ったらNM-C711SHR6ZNがオススメ
という3点です。
Unity自体の起動はあまりスペックを必要としないので、触りだけやってみたい方などは自分のPCに一度インストールしてみるのもいいでしょう。
管理人ばこのおすすめのUnity開発PCはデスクトップならマウスコンピューター、軽量なノートPC開発ならSurface Pro、iphoneアプリをリリースしたい場合はMacBookです。
実際に管理人は3台のPCを使い分けて開発しています。もちろんいきなり3台用意する必要はありません。自分の開発スタイルに合った1台をまずは選んでみてください。
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