プログラミングやゲームに関心のある方で、一度はゲーム作成をしてみたいと思ったことはありませんか?
ゲーム開発を検索してみると、関連するWebページがたくさんヒットします。
近所の書店に行くと、ゲーム制作に関する参考書が少なくとも1冊はあるのではないでしょうか。
以前に比べて、ゲーム開発に関する情報が多く出回り、初心者でもゲーム開発がとっつきやすくなりました。
しかし、ゲーム開発のツールの多さから、初めての人にとっては、ツールの選択が難しいです。
開発に必要なツールが分からず、チャレンジできなかった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、PythonとUnityに絞って、ゲーム開発のツールを紹介します。
自分に合ったツールを選択し、ゲーム開発の第一歩を踏み出しましょう。
オススメ!高評価のゲーム専門学校・オンラインスクールをチェックしよう!
オススメNo1:総合学園ヒューマンアカデミー
担任制・少人数制で丁寧な指導!ゲーム業界への近道はココ!
詳細はこちら
オススメNo2:代々木アニメーション学院
幅広い学科が魅力!40年以上の歴史あり!
詳細はこちら
オススメNo3:アミューズメントメディア総合学院
未経験から業界で活躍できるゲームクリエイターになれる!
詳細はこちら
プログラミング言語「Python」とは?
ディープラーニングや機械学習などのAI分野で使われているPython。
Pythonは、プログラミング言語の1つです。
他のプログラミング言語に比べて、初めてプログラミングを学ぶ方にもおすすめです。
理由は、
- コードの構文は非常にシンプルで、複雑なプログラムを書く必要がないこと
- 複雑なコードではないため、分かりやすいこと
- ユーザーが多く、インターネットや書籍の学習コンテンツが豊富であること
- ディープラーニングや機械学習などに必要なライブラリがそろっていること
が挙げられます。
ライブラリとは、必要なプログラムを集めたファイル集のこと。
ライブラリがない場合、一から必要なプログラムを準備しなければなりません。
ライブラリを使えば、誰でも簡単にAI開発できます。
AI以外でのPythonの応用分野
PythonはAI分野以外にも、様々な分野で利用されています。
主な応用分野は以下のとおり。
自然言語処理
文章などのテキストデータを読み込み、文字データとして扱えるように処理を行います。
処理を行うことで、文章内の単語の抽出や分類などが可能です。
質問やお問い合わせ内容を理解して、人間の代わりに音声やテキストで対話するChatbotにも応用されています。
データサイエンス
大量のデータから情報を抽出し、パターンや傾向、情報間の関係性などを分析。
読み込んだデータをチャートやグラフに可視化することで、複雑であっても、解釈しやすくします。
分析した結果から、問題解決に役に立つ新しい情報を得ることが可能です。
業務の自動化
メールの自動送信や資料の自動作成で、日ごろのルーティンワークをスムーズに行えます。
また、スクレイピングと呼ばれる、Webサイトから情報収集を自動で行うことも可能です。
Pythonでゲームは作れるのか?
様々な分野で応用されているPythonは、汎用性の高いプログラミング言語だと言われています。
もちろん、ゲーム開発も可能。
しかし、ゲームの分野によっては、開発が難しいものがあります。
例えば、FPSのような3Dゲーム。
困難な理由として、Pythonのプログラム処理が関係しています。
Pythonは、インタプリタ型のプログラミング言語です。
インタプリタ型とは、プログラム実行と同時に書かれたコードを読み込む処理方式になります。
1行ずつ読み込み、処理を行いますので、自ずと処理が遅くなってしまいます。
複雑な処理の多い3Dゲームの場合は、処理が追いつきません。
従って、2Dゲームのような処理が少ないものに限り、Pythonでも作ることが可能です。
UnityとPythonのどっちを使うのがいいか?
ゲーム開発に必要なものがセットになっているゲーム開発エンジン。
ゲーム開発エンジンの1つに、Unityがあります。
世界中のゲーム開発者に利用されており、人気が高いです。
ゲーム開発でUnityを使用するメリットやデメリット、最後にゲーム開発でどちらを選択すれば良いか紹介します。
ゲーム開発でUnityを使用するメリット
Unityは、ゲーム開発においてメリットが多いがゆえに、多くのユーザーに支持されています。
メリットとしては、
- 多くのチュートリアルがあり、手軽にゲーム開発を楽しめること
- 各パソコンやスマートフォン、家庭用向けゲーム機に対応したゲーム開発ができること
- 2D、3D問わずゲームの制作ができること
- 拡張現実(AR)やバーチャルリアリティ(VR)を活用したゲームの制作もできること
- ゲーム開発に役に立つテクスチャ、音楽、効果音などの素材が豊富であること
が挙げられます。
これだけのメリットの多さによって、他のゲーム開発エンジンの追従を許していません。
ゲーム開発でUnityを使用するデメリット
しかしながら、デメリットも少なからずあります。
起動するまでに時間がかかったり、開発中に動作が重くなったりします。
幅広いゲームを制作する為に、多くの機能を盛り込んでいるから。
また、3DやAR、VRなどの複雑な処理が必要なゲームを開発するためには、C#を使用しなければなりません。
C#もプログラミング言語の1つで、習得の難易度が高いです。
Pythonよりも構文が複雑で、習得までに時間がかかってしまいます。
ゲーム開発でどちらを選択すれば良いか?
Python・Unity、比較表はこちら。
特徴 |
Python |
Unity |
利用分野 |
AI、自然言語処理、データサイエンス、業務の自動化、一部の2Dゲーム |
2D、3D、AR、VRを含む広範なゲーム開発、シミュレーション |
ライブラリ |
機械学習、ディープラーニング、自然言語処理向けライブラリが充実 |
ゲーム開発に必要な素材、機能がUnityエコシステム内に統合 |
学習の容易さ |
初心者向け、シンプルな構文、豊富な学習リソース |
チュートリアルが豊富、学習コストは一般的なゲームエンジンより高め |
開発効率 |
比較的高い、簡潔な構文、豊富なライブラリ |
高い、統合されたエディタ、素材、機能 |
処理速度 |
比較的低速、特に複雑な処理に向かない |
高速、最適化された処理、C#使用のため |
適用範囲 |
AI開発、データ処理、複雑な処理を必要としないゲーム |
あらゆる種類のゲーム、特に3D、AR、VR |
コミュニティサポート |
豊富、Pythonコミュニティ、オープンソースプロジェクト |
強力、Unity開発者コミュニティ、公式サポート |
ゲーム開発の分野では、Unityに軍配が上がります。
Pythonでもゲーム開発はできないことはありません。
AI開発をしながら、ゲーム開発もしたい方であれば、Pythonの選択もあり。
しかし、Unityの方があらゆるゲーム制作が可能です。
3DやAR、VRのゲーム開発をするのであれば、Unity一択になります。
ゲーム開発において、Pythonではなく、Unityを選んでおけば間違いありません。
まとめ
この記事では、ゲーム開発ツールであるPythonとUnityを紹介しました。
- Pythonは、初心者でも学びやすいプログラミング言語
- AI開発以外にも、様々な分野でPythonが使われている
- プログラム処理が遅いPythonは、3Dゲームなどの本格的なゲームの開発には不向き
- Unityは、様々なゲームの開発ができる人気のゲーム開発エンジン
- 機能の多さから起動や動作が遅いなど、Unityにもデメリットあり
- ゲーム開発では、制作できるゲームが多いUnityを選べば問題なし
Unityに比べて、あらゆる分野で応用されているPythonは汎用性が高いです。
簡単なゲームであれば、Pythonでも制作可能。
しかし、Pythonには処理が遅いという、ゲーム開発において致命的な弱点があります。
「餅は餅屋」という言葉があるように、ゲーム開発の専門ツールであるUnityを使うようにしましょう。
Unityを学びたかったらUnity入門の森をチェック!
コメント