サウンドクリエイターはゲームクリエイターなの?
ゲームとサウンド、どっちも作ってるのかな?
と勘違いしてしまいそうですが、「ゲームクリエイター」といってもさまざまな職種の人々がおり、業務内容は違います。
簡単なわかりやすい説明としてゲーム制作に関わる人をひとまとめにして「ゲームクリエイター」と呼びます。
「ゲームクリエイター」の職種をさらに細かく分けていった際に、その一つとして「サウンドクリエイター」がいると考えると分かりやすいですね。
ゲーム制作に限らず、動画や映画など「映像+音」の組み合わせで制作されるデジタルコンテンツには、必ず「サウンドクリエイター」がいます。
この記事ではゲーム制作の現場に携わる「サウンドクリエイター」の
- 仕事内容
- 必要なスキル
- 必要な資格
を紹介します。
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サウンドクリエイターの仕事内容
サウンドクリエイターの仕事内容は携わる現場によって異なります。
ゲーム制作の現場ではゲームの中に流れるストーリーに合った「音楽や効果音を制作してゲームの世界を演出する」仕事です。
- 企画職からの指示をもとに、主に音楽編集ソフトを使ってパソコン上で作曲
- テーマ曲だけでなく、戦闘曲やキャラクターの足音なども作成
など、作曲家よりも幅広い業務に関わることになります。
音の演出はとても重要で、ゲームの世界観をつくるのになくてはならない要素。
普段からさまざまなジャンルの音楽を聴き、ゲームの特徴やストーリーの展開に合わせてうまく取り込む、演出家のようなイメージですね。
- ゲームサウンドの制作
- 音響のコントロール
- 作曲家がつくったメロディーラインの編曲
- 楽曲をデータ化してゲームなどで利用
- ゲーム用の効果音などを作成
- 声優の録音
サウンドクリエイターに必要なスキル
ゲームに合わせたBGMやSE(サウンドエフェクト)など、多彩な表現を求められるサウンドクリエイター。
サウンドクリエイターに必要なスキル
- 音楽理論
- 音楽や楽器などの様々な知識・経験
- マルチオーディオ業務の実務経験
- 音響ソフト実務使用経験
- サウンドを生み出す能力
- コミュニケーション能力
6つを詳しく紹介します。
音楽理論
サウンドクリエイターになるために欠かせないスキルが「音楽理論」です。
音階やキーなどを含めた音楽の構造や手法を知ったうえで、楽譜が読めるようになる必要があります。
基本的な音楽理論を身につけて、違和感なくゲームの世界観に「音楽」を溶け込ませる必要あり。
音楽や楽器などの様々な知識・経験
音楽にはさまざまなジャンルがあります。
- クラシック
- 民族音楽
- ジャズ
- ポップス
- ロック
上記のような幅広い音楽ジャンルの知識を持っていると、サウンドを作成するときに役立ちます。
さらに、いろいろな楽器の音色や知識を知っておくと、音楽はもちろんのこと、効果音などを作るときにもアイデアを広げることができます。
マルチオーディオ業務の実務経験
MA(マルチオーディオ)技術とは?
テレビや映画、PVなどの映像作品において、音楽、ナレーション、効果音などの音を合わせること。
サウンドクリエイターは音質や音量などのバランス、エフェクトなども含めて調整します。
MAは、サウンドを作成した後に必要となる音響のコントロール技術。
制作の仕事だけでなく、仕事の幅を広げるためにも習得しておくべきです。
音響ソフト実務使用経験
ゲームとサウンドを掛け合わせる作業は、パソコンに取り込んで行います。
そのためパソコンスキル、特に音響ソフトの操作は必須の技能でしょう。
DAW(Pro Tools等)、波形編集ソフトなどさまざまなソフトがあり、どれも欠かせないもの。
問題なくソフトを扱えるようにしておきましょう。
サウンドを生み出す能力
ゲーム制作でのサウンドクリエイターはゲームの世界観やキャラクターの性格などを理解し、確かな音楽理論と協調性を持って作品を作り上げる姿勢が必要です。
音楽理論のスキルを活用して、プレイヤーをゲームの世界に引き込ませるような音楽を生み出すアイデアが必要とも言えます。
幅広いサウンドを生み出すためにはゲームだけでなく、あらゆるものに対して好奇心を持って、様々な経験をするのをおすすめします。
コミュニケーション能力
ゲーム制作では、たくさんの職種の人と協力しながら一つのゲームを作り上げる現場なので、チームで一緒に取り組める協調性があることも必要な要素。
ほとんどの場合、サウンドクリエイターが1人で作品を作り上げることはありません。
プロデューサーやディレクター、クライアントなどと一緒になって作品を作っていきます。
ミーティングやヒアリングをして、ゲームの世界観への考えをまとめ、共有する。
そのために、コミュニケーション能力が必要になります。
サウンドクリエイターに必要な資格
サウンドクリエイターは技術職。
サウンドクリエイターになるために特定の資格は必須ではありませんが、音楽、音響技術、または関連分野の教育が役立ちます。
- MIDI検定
- サウンドレコーディング技術認定
- Pro Tools技術認定
など、取得しておくと技術レベルをアピールできる試験は多数あります。
資格があることで、就転職や仕事のスキルアップに活かせます。
まとめ
ゲームクリエイターと呼ばれる職業の中の一つ「サウンドクリエイター」。
サウンドクリエイターは、ゲームをより没入感のあるものに変える重要な役割です。
- ゲームサウンドの制作
- 音響のコントロール
- 作曲家がつくったメロディーラインの編曲
- 楽曲をデータ化してゲームなどで利用
- ゲーム用の効果音などを作成
- 声優の録音
といった仕事内容でゲームを彩ります。
他のクリエイター職とは違った専門性を持ち、
- 音楽理論
- 音楽や楽器などの様々な知識・経験
- マルチオーディオ業務の実務経験
- 音響ソフト実務使用経験
- サウンドを生み出す能力
- コミュニケーション能力
そのスキルとアイデアがゲーム体験の核心ともいえる演出を創り上げる要素になります。
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