現場レベルのゲーム制作が、すべてここで学べます。
ファミコン時代のRPGに心奪われた経験、ありませんか?
あの頃の骨太な難易度、一歩一歩進むドキドキ感、レベルが上がったときの達成感。
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』は、そんな懐かしい記憶を呼び起こしながらも、現代の快適さをしっかり取り入れた8bit風ダンジョンクロウルRPGです。
「レトロゲーは好きだけど、昔のような不便さは勘弁してほしい」
そんなわがままな願いを叶えてくれる本作をプレイしてきました。
開発者のかれーころっけさんインタビューはこちらから
▶ゲーム開発者インタビュー第3回 「Crescent Tower ~クレセント・タワー~」製作者のかれーころっけさん
このゲームの一番の魅力は「転職を活用した自由なキャラ育成」!
このゲームの最大の魅力は、転職システムを駆使した自由度の高いキャラクター育成です。
3つの種族(人間・獣人・エルフ)と9つのクラス(勇者・戦士・僧侶・魔法使い・侍・忍者・盗賊・探検家・賢者)を組み合わせて、自分だけの最強パーティを作り上げていく楽しさがたまりません。

引用:ゲーム画面
他のプレイヤーのレビューを見ると、「探検家→忍者ルートで育てた忍者が、後列からでも攻撃力が変わらず2回攻撃も使えて最強だった」という声も。
「最初こう作って、このレベルまで成長させてから転職して…」
この育成の妄想が止まらなくなるんです。FF5のジョブシステムが好きだった人なら、間違いなくハマります。
転職を繰り返すたびにキャラクターが着実に強くなっていく実感があって、この成長の積み重ねが「もう一回だけ…」とプレイを続けるモチベーションになりました。
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』ってどんなゲーム?

引用:ゲーム画面
本作は、個人デベロッパー「かれーころっけ」氏が開発し、あまた株式会社から2025年にリリースされた8bit風本格ダンジョンクロウルRPGです。
対応プラットフォームはSteam、Nintendo Switch、PlayStation5、Xbox Series X|Sと幅広く、価格は1,100円〜1,320円(税込)とお手頃。
ストーリー
50年に一度だけ「王都マリダム」に現れるという謎のダンジョン「ミカヅキの塔」。その頂上には願いを叶える宝石があるとも、不老不死の薬があるとも噂されています。
プレイヤーは名もなき勇者の一人として、この前人未到の塔の踏破を目指すことに。
全10階層のダンジョンを、町と行き来しながらコツコツと攻略していくシンプルながら骨太なゲームシステムになっています。
ゲームシステムの特徴
全体としては、ウィザードリィやファミコン時代のFFを思わせる作りになっており、探索・戦闘・育成がそれぞれ独立しつつも、きちんと噛み合う構成。
特に印象的だったのは、マッピングを重視したダンジョン探索と、転職を活用したキャラクター育成。
この2つが本作のプレイ体験を大きく特徴づけていると感じました。
- ウィザードリィのようなダンジョン探索
- ファミコン時代のFFを思わせるサイドビューのコマンドバトル
- マッピングが鍵となる2D見下ろし型ダンジョン
- 転職でスキルを引き継ぎながら強くなる育成システム
- レトロとモダンの2つの難易度
それで具体的にはどんなゲーム?

引用:公式サイト
ここでは、『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』がどんな手触りのゲームなのかを、実際にプレイした感覚をもとに整理していきます。
本作は、大きく分けて「探索」「戦闘」「キャラクター育成」の3つで構成。
それぞれの要素がどう噛み合っているのか、順番に見ていきます。
探索パート:マッピングが鍵となる2D見下ろし型ダンジョン

引用:ゲーム画面
ダンジョンは2Dの見下ろし視点で探索します。特徴的なのは「松明」と「マッピング」のシステム。
松明で視界を広げながら、「不思議な地図」を使って見えている範囲をマップとして記録していきます。
まるで世界樹の迷宮のような手動マッピングですが、本作はさらに手間がかかります。
序盤は正直かなり面倒。
エンカウント率も高いので、序盤はこの作業にかなり時間を取られます。
ただ中盤で探検家の「オートマップ」スキルを覚えると、このストレスから一気に解放されます。
自力でマップを埋めていく達成感と、適度なタイミングで快適になる設計は絶妙だと感じました。
ダンジョンには滑る氷の床、隠し通路、一方通行の仕掛けなど、様々なギミックが施されています。
特に6階の謎解きは、外壁のない場所から壁の外側を回っていくという分かりにくい仕掛けで、多くのプレイヤーが詰まったようです。
しっかりマッピングしないと気づかない構造なので、探索好きにはたまらない作りになっています。
戦闘パート:シンプルながら戦略性のあるコマンドバトル

戦闘はターン制のコマンドバトル。
FFのサイドビュー戦闘を彷彿とさせる画面で、ドット絵のキャラクターたちが動き回ります。
弱点を突けば有利に戦えますが、単純にレベルを上げて物理で殴るという戦法も十分通用します。
ザコ敵は1〜2発で倒せる設定ですが、敵からの攻撃もそこそこ苛烈。
スピーディに敵を殲滅していくプレイ感が楽しめます。
戦闘は倍速機能に対応していて、サクサク進められるのが嬉しいところ。
盗賊を連れていれば戦闘からの逃走も成功しやすく、エンカウント率が高めでもストレスを感じにくい設計です。
探検家のジョブスキル「コンパス」を使えば、敵のステータスや所持アイテムを確認可能。
この情報は一度確認すれば参照できるので、積極的に集めていくのがおすすめです。
盗賊の「ぬすむ」スキルも重要で、装備を強化するためには積極的にアイテムを盗んでいく必要があります。
どの敵が何を落とすかの情報収集が、攻略の鍵となっています。
キャラメイク:3種族×9クラスの自由な育成

冒険者ギルドでは、3つの種族(人間・獣人・エルフ)と9つのクラス(勇者・戦士・僧侶・魔法使い・侍・忍者・盗賊・探検家・賢者)を組み合わせて自由にキャラクターを作成できます。
特に面白いのが転職システム。覚えたスキルを引き継ぎながら転職を繰り返すことで、どんどん強力なキャラクターに育てられます。
たとえば戦士でHPを大きく伸ばしてから魔法使いに転職したり、僧侶で回復魔法を覚えさせてから盗賊に転職したりと、組み合わせ次第で育成の幅は大きく広がります。
種族ごとの特性も重要で、エルフの「めいそう」(MP回復)は呪文が回数制の本作では非常に強力。
獣人の「たいあたり」も防御無視ダメージとして役立ちます。一方で人間は種族スキルが「ぼうぎょ」しかないため、やや扱いづらい印象。
プレイして面白かった点は?
ここからは、実際にプレイして特に印象に残った面白かった点を3つ紹介します。
レトロな雰囲気を大切にしながらも現代的な遊びやすさを実現している点、絶妙な難易度バランス、そして自由度の高い育成システムについて詳しく見ていきましょう。
レトロな見た目なのに現代的な快適さ

8bit風のドット絵グラフィックとチップチューンのBGMは、30〜40代のゲーマーなら思わずニヤリとしてしまう仕上がり。
オープニングムービーもやたらと凝っていて、レトロなPCゲームを思わせる半透明処理が懐かしさを誘います。(PC-9801世代は刺さります)
ただし見た目がレトロでも、遊びやすさは完全に現代仕様。
- ダンジョンから戻るたびにオートセーブ
- 中断セーブ機能も完備
- ショートカット用のエレベーターで探索が快適
- 街に戻った際にHPとMPが無料で全回復
- 戦闘は倍速機能に対応
昔ながらの宿屋通いの手間がないのは、忙しい現代人にとってありがたい配慮ですよね。
「レトロと現代の良いとこ取り」という表現がぴったりです。
難易度レトロでも理不尽すぎない絶妙なバランス
難易度は「レトロ」と「モダン」の2種類から選べます。レトロモードは確かに歯ごたえがありますが、決して理不尽な難しさではありません。
序盤は1人旅を強制されるうえ、敵の攻撃で2発倒されることもあるので結構キツい。
ただヒィヒィ言いながらアイテムを集めたり育てたりして、命からがら帰るのを繰り返すことで、段々楽になって成長が感じられる「いい高難易度」だと思いました。
キャラクターが死亡すると教会での蘇生に「レベル×100ゴールド」という高額な費用がかかるため、緊張感のあるプレイが楽しめます。
複数人が倒れると所持金をすべて失っても足りないこともあり、まるでファミコン初期のRPGを思わせる厳しさ。
ただ、死んでも街に帰るだけで蘇生できるスキル持ちキャラもいるので、完全に詰むことはありません。この辺りのバランスが絶妙ですね。
モダン難易度なら、敵からのダメージが減り、獲得経験値が2倍になるため、より気軽に楽しめます。
ただし画面右上に「Modern」と表示され続けるため、妙なプレッシャーを感じる人もいるかも。
自由度の高い育成システム

ダンジョンの低層にいるNPCは、話しかけると情報をくれるだけでなく、盗賊でアイテムを盗んだり、獣人のたいあたりで戦闘をけしかけたりできます。
倒すと結構な経験値とたまにゴールドやアイテムをくれるので効率がいい上、倒したり盗んだりしても怒られません。
ただし、上層にいるNPCはかなり強いので注意が必要です。
この辺りの自由度の高さも、本作の魅力の一つですね。
不満だった点・改善してほしいところは?
全体的には非常に完成度の高い作品ですが、プレイしていて気になった点もありました。
ここでは、特に改善してほしいと感じた2つのポイントについて、具体的な改善案とともに紹介します。
序盤のマッピング作業が面倒すぎる
探検家の「オートマップ」スキルを覚えるまでのマッピング作業。
序盤は正直かなり面倒でした。
松明と地図という消耗品を買い続けながら、 「たいまつ」で視界を広げて、見えている範囲を「ふしぎなちず」でマップとして記録していく流れ。
自動でマップが埋まるわけではないので、探索を進めるたびに定期的に地図を使う必要があり、 視界が狭くなってきたら松明を足す、という作業を何度も繰り返す感覚でした。
エンカウント率も高いので、序盤はこの作業にかなり時間を取られました。全体的にストレスフリー設計な本作において、ほぼ唯一ストレスに感じた点がコレです。
改善案としては:
- もう少し早い段階でオートマップが使えるようになる
- 序盤の松明と地図の価格を下げる
- 松明の効果時間を長くする
このあたりの調整があれば、もっと快適だったかもしれません。
まとめ

- レトロな雰囲気を大切にしながら、現代的な快適さも兼ね備えた良作RPG
- 転職を活用したキャラクター育成の自由度が高く、自分だけの最強パーティを作る楽しさがある
- 難易度レトロは歯ごたえがあるが、理不尽すぎない絶妙なバランス
- 1,100円〜1,320円というお手頃価格でしっかり遊べるコストパフォーマンス抜群の一本
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』は、「レトロと現代の良いとこ取り」をした骨太なダンジョンクロウルRPGです。
ファミコン時代を思わせる8bit風のグラフィックと音楽、歯ごたえのある難易度は、往年のRPGファンには懐かしく、同時に新鮮に感じられます。
一方で、オートセーブや倍速機能、無料回復など、現代的な快適さもしっかり盛り込まれています。
転職を活用したキャラクター育成の自由度も高く、自分だけの最強パーティを作り上げる楽しさがあります。
序盤のマッピング作業の面倒さや、育成システムを十分に楽しむ前にクリアできてしまう点など、改善してほしいところもありましたが、総合的にはレトロRPGファンなら絶対に遊んでおきたい良作と言えるでしょう。
プレイ時間は10〜20時間程度で、価格はSteam版が1,100円(税込)、Nintendo Switch版が1,280円(税込)と非常にお手頃。
このクオリティでこの価格は、コストパフォーマンス抜群だと思います。
ファミコン時代の骨太なRPGが好きだった人、ダンジョン探索とキャラクター育成が好きな人、レトロな雰囲気を味わいつつ現代的な快適さも欲しい人には、自信を持っておすすめできる一本です。
こんな人におすすめ
- ファミコン時代のRPG(FF1〜3、ウィザードリィなど)が好きな人
- ダンジョン探索とマッピングが好きな人
- 転職システムを使った自由なキャラクター育成を楽しみたい人
- 手応えのある難易度を求めているが、理不尽すぎるのは苦手な人
- レトロな雰囲気を味わいつつ、現代的な快適さも欲しい人
- お手頃価格でしっかり遊べるRPGを探している人
- 8bitのドット絵やチップチューンBGMが好きな人
公式情報・配信先
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』の公式情報や配信ページは、以下から確認できます。
対応プラットフォームや最新情報、アップデート内容などは、公式ページをチェックしてみてください。

気になった方は、ストアページのスクリーンショットや動画を一度見てみると、本作の雰囲気がより分かりやすいと思います。
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