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「タイピングRPG」
正直に言うと、聞いただけで少し身構えてしまうジャンルです。
忙しそう、難しそう、慣れる前に疲れそう。
ですが、『LOSTWORD Episode 0』を実際にプレイしてみて、 その印象はかなり変わりました。
想像していたよりずっと丁寧で、クセが少なく、ちゃんとRPGとして成立している。
この記事では、体験版(Episode 0)を実際にプレイした感想を中心に、 操作感・面白さ・気になった点、そしてEpisode1/2への期待まで、正直にまとめます。
『LOSTWORD』ってどんなゲーム?

引用:ゲーム画面
- ジャンル:RPGタイピング(リアルタイム制)
- 対応:MSXturboR(WebMSXでプレイ可能)
- プレイ人数:1人
- 現在公開:Episode 0(体験版)
- 作者:コウサギ(Rabbit Soft Worker’s)
『LOSTWORD』は、キー入力(タイピング)を操作の軸に据えたリアルタイムRPGです。
フィールドでは暗闇を払いながら探索を行い、 戦闘ではキー入力によって攻撃・行動を行います。
特徴的なのは、
- プレイヤーの入力精度・判断がそのまま戦力になる
- 「HOPE」というリソース管理がゲーム全体に関わる
という点。
HOPEが尽きるか、戦闘に敗北するとミッション失敗。 戦闘勝利や目標到達によってHOPEを回復・増加させていきます。
物語|100年前の呪いと「LOSTWORDの書」

引用:ゲーム画面
物語の始まりは、100年前。
平和だった王国は、一人の魔女によって崩壊の危機に晒されます。
四人の勇者によって魔女は討たれますが、 その際に遺された呪いのコトダマは、一冊の禁書となりました。
――LOSTWORD。
決して葬ることのできないその書は、王家の宝物庫に封印されます。
しかし時は流れ、 王国の姫君が禁書の封印を解いてしまったことで、 魔女は再び復活。
王国は再度、存亡の危機を迎えます。
女王は、かつての四人の勇者の末裔を招集。 ここに、魔女討伐の勅令が下される――。
体験版では物語の全貌は語られませんが、 王道ファンタジーをベースにしつつ、どこか皮肉とユーモアを含んだ文体が印象的です。
LOSTWORDを実際にプレイして感じたこと|操作は思ったよりずっと「やさしい」

引用:ゲーム画面
RPGタイピングと聞くと、 高速入力やミスの連発を想像しがちですが、 本作はその方向ではありません。
入力の要求は適度で、「考える余裕」がちゃんとあります。
体験版を通して感じたのは、
- 反射神経勝負ではない
- 慣れれば自然に指が動く設計
という点。
RPGとしての判断(進む/引く/回復する)が重要で、 タイピングはそれを支える操作手段として機能しています。
2ステージでも満足感は高い
体験版(Episode 0)は2ステージ構成です。
正直、最初は「短いかな?」と思いました。
ですが、実際に遊ぶと、
- システムの理解
- 操作への慣れ
- 世界観の掴み
がしっかり体験でき、 「続きが気になる」ところで終わる、ちょうど良い区切りでした。
忙しすぎず、間延びもしない。 体験版としてかなりバランスが良いと感じます。
MSXがなくても遊べる? → WebMSX対応で、ブラウザからプレイ可能です。
これは単なるおまけではなく、 「まず触って判断できる入口」が用意されているという意味で、 非常に大きな価値があります。
本作はMSXturboR向けタイトルですが、 体験版はWebブラウザ上で遊ぶことができます。
▶ Webブラウザで体験版をプレイする
『LOSTWORD Episode 0』の体験版は、
WebMSX(Webブラウザ用MSXエミュレーター)を利用することで、インストール不要でそのままプレイ可能です。
▶ LOSTWORD Episode 0(WebMSX対応ページ)
※キーボード操作必須。PCでのプレイを推奨します。
「MSXを持っていないから無理かも…」と感じている方でも、 まずは体験版を触って判断できるのは大きなポイントです。
日本語表示について(Webブラウザ版)
『LOSTWORD』は、ゲーム内のオプションで言語を切り替えられる設計になっています。
タイトル画面表示中に [F3]キー を押すとオプション画面が開き、
「LANGUAGE」の項目を NIHON に変更することで、日本語表示に切り替わります。

設定後は「EXIT」を選択してタイトル画面に戻るだけで反映され、
再起動やエミュレータ側の設定変更は不要です。
※操作:[↑/↓]で「LANGUAGE」に合わせ、[←/→]で「NIHON」に変更。最後に「EXIT」で[SPACE]を押すと戻れます。
※WebMSXでプレイする場合も、操作はすべてゲーム内で完結します。
LOSTWORDの気になった点

引用:ゲーム画面
ここでは、体験版を実際にプレイして感じた「正直な注意点」にも触れておきます。
いずれも致命的な欠点というより、プレイヤーの好みや前提知識によって評価が分かれそうなポイントです。
タイピングに慣れるまでは少し忙しい
RPGタイピングというジャンルの性質上、最初の数分はどうしても忙しさを感じます。
「今なにを入力すればいいのか」
「行動と入力の関係はどうなっているのか」
を頭で整理する時間が必要です。
ただし、反射神経や高速入力を求められるタイプではなく、慣れてくると操作が自然に身体に入ってくる設計になっています。
体験版を通してプレイした限りでは、ストレスは徐々に薄れ、「判断+入力」が噛み合ってくる感覚がありました。
ジャンル理解がないと最初は戸惑う

引用:ゲーム画面
本作は、アクションRPGやコマンドRPGとは明確に異なるプレイ感。
そのため、「いつものRPG」を想像して触ると、最初は少し戸惑うかもしれません。
特に、タイピング=操作そのものという点を理解できるかどうかで、印象は大きく変わります。
逆に言えば、操作と成長が直結するゲームが好きな人にとっては、この独特な感触が魅力として強く残るはずです。
MSXという前提環境のハードル
『LOSTWORD』はもともとMSXturboR向けに作られている作品です。
そのため、レトロPC文化に馴染みのない人にとっては、心理的なハードルを感じる可能性があります。
ただし、体験版(Episode 0)はWebMSXに対応しており、ブラウザ上でそのままプレイ可能。
実機を持っていなくても試せる点は大きな救いで、「環境がないから無理」と切り捨てずに済む設計になっています。
あくまで本作は、MSXという制約そのものを魅力として楽しむ作品。
この前提を理解したうえで触れるかどうかが、満足度を左右しそうです。
Episode 1は完成・頒布中|Episode 2も開発が進行中
来週の日曜日、懲りもせずに東京ゲームダンジョン10へ出展します。
LOSTWORD Ep2 はコードの整理してたので、入れようと思っていたザコ戦が着手できず…。
パーティ組んだり、モブと支離滅裂な会話ができるようになったので、手触りは伝わるハズ。…ハズ。#東京ゲームダンジョン #MSX pic.twitter.com/oQMo9w1kLV— 🐰コウサギ🐰 東京ゲームダンジョン11 3R-10 (@in_the_bunny) November 3, 2025
現在公開されている体験版はEpisode 0ですが、 本作『LOSTWORD』はすでにEpisode 1が完成し、頒布が行われています。
Episode 1は、TGS2018での展示から約2年の制作期間を経て完成した MSXturboR専用のタイピングRPG。
体験版で提示されたシステムや世界観を土台に、 物語・ゲーム性ともに本格的に展開される構成となっています。
また、現在はEpisode 2も開発が進行中で、 東京ゲームダンジョンなどのイベントでは プレイアブル展示や調整版が出展されています。(ブラウン管テレビでできるようです!スゴイ!)
ビジネスDay終了!
ご来訪頂きました皆様、有り難うございました!
引き続き、逸般後悔の二日間にご来訪予定の皆様、どうぞ宜しく願い申し上げます!LOSTWORD、ちゃんと動いているように見えますよ!(見えるだけ)#TGS2018 #MSX pic.twitter.com/gbWz0u5kQI
— 🐰コウサギ🐰 東京ゲームダンジョン11 3R-10 (@in_the_bunny) September 21, 2018
体験版(Episode 0)を遊んだ段階でも、 一発ネタではなく、長編シリーズとして設計されていることははっきり伝わってきました。
操作・システム・世界観を丁寧に積み上げていく作りだからこそ、 Episodeを重ねるごとの深化にも期待が持てます。
イベント出展・メディア掲載実績
『LOSTWORD』は、MSX向け同人作品としては珍しく、 複数の大型イベントやメディアで継続的に紹介されてきました。
- TGS2018(東京ゲームショウ)出展
- デジゲー博(2014 / 2022)取材・紹介
- 週刊アスキー掲載(MSX新作特集)
- ヘイグ(総合ゲームメディア)掲載
一過性ではなく、長年にわたってアップデートと発表を重ねてきた作品である点も、 本作の大きな特徴です。
まとめ

引用:ゲーム画面
- RPGタイピングでも操作は意外とやさしい
- 忙しさより「考える楽しさ」が勝る設計
- 2ステージでも満足感のある体験版
- WebMSX対応でMSXがなくても遊べる
- Episode1/2への期待が自然に高まる構成
『LOSTWORD Episode 0』は、 「タイピング=作業」にならない、ちゃんとしたRPGでした。
少し変わったRPGを探している方、 操作と成長が結びつくゲームが好きな方には、 ぜひ一度触れてみてほしい作品です。
公式情報・関連リンク
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